シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

☆言葉・本☆

なんで僕に聞くんだろう。 幡野広志著

幡野さんの本を続けて読みました。こちらは、ネット経由で幡野さんに寄せられた様々な相談事への回答。 何でがん患者の僕にそんなネタ聞くんだろう? がずっとあるそうです。まぁ、そうですね。何で恋愛ネタ?とかね。 こうやって真摯に答えてくれるから、相…

ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。 幡野広志著

先日読んだ幡野さんの本が気に入ったので、こちらも読んでみました。 おそらく自分は癌で遠からず死んで、息子さんと直接話せなくなってしまうだろうからと息子さんに伝えたいことをまとめた本、でした。 著者自身の価値観が前面に出ている感じ。 おおむね …

ワルシャワの夜と霧 クリスチナ・ジウルスカ著

友人の紹介で興味がわいて読みました。ナチスのホロコースト関連の物語。 体験談を軸に小説仕立てにしたもの? 図書館で借りましたが、1973年刊行。こんなに古い本が今でも蔵書なのは、それなりに読む人がいるからなのでしょう。 主人公は若い女性で、ワルシ…

死の病と生の哲学 船木亨著

大腸がんになった哲学者が、「病人であること」や、生と死について考えたこと。 親しんできたかで捉え方もかなり違うんだな、ということを改めて感じました。著者は広く・深く考えるある意味プロ、ですが、臓器にはなじみがなかったせいか、”得体のしれない…

コロナ時代を生きるヒント 鎌田實著

雑誌連載「輝く人生の終い方」に加筆・修正して出版されたそうで、内容は、コロナ云々ではなく、死について。内容はいいのに、書名と内容が合っていないと感じました。 死について、死別について、自分の死生観について考えてみませんか?という問いかけで溢…

本を読めなくなった人のための読書論  若松英輔著

今本を読めなくなっているわけではないのですが、著者の若松さんは言葉を大切にする人だな~という印象があり、この人がどんな風に論じているかに興味がわいて読みました。 これまでチラ見したことのある”読書論”だと、ある分野のおすすめ本リストだったり、…

禅僧が教える不安に負けない心の整え方 桝野俊明著

禅宗で伝わっている言葉などから、生活・心身を穏やかにするキーワード、心がけ、コツなどを紹介した本。 桝野さんの本は、何冊か読むと、大体似た内容なのですが、言葉遣いが優しくてすんなり入ってくるし、肩ひじ張らずに読めるのが好きで時々手にしていま…

定年おめでとう 渡辺格著

先日読んだ定年バカで紹介されていて気になったので読んでみました。価値観が近いこともあり、とても読みやすく、すんなり入ってきました。この人は、確かに「定年後の達人」。 著者は自分のやりたいことや好みを大事にしつつも、加齢に伴う衰えも織り込んで…

ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。 幡野広志著

34歳で多発性骨髄腫になった著者の自覚症状が出てから診断がつくまで&診断後の周囲の反応や、ネットを通じで知り合った人へのインタビュー、家族への思いや死生観などが綴られています。 私がこの本を読もうと思ったのは、著者が確定診断を母親に告げた後か…

絶望を生きる哲学 池田晶子の言葉 NPO法人わたくし、つまりNobody編

著者は1960年生まれで、46歳でがんで亡くなられたそうです。 120ページほどの薄い本で、読むのに時間はかかりませんが、どうまとめればいいのか…つかみかねているうちに時間がたってしまいました。 例えばー 「先が見えない不安」というが、未来が分からない…

超訳聖書 古代ユダヤ賢人の言葉  石井希尚編訳

タルムードについての本を読んでみたいのですが、図書館にあったこちらを先に… この本は名言集風にまとめられていて、読みやすかったです。 数千年前から、人の精神面はそんなに変わっていないようです。 人の心というのは、何よりも偽りに満ちていて、それ…

豊かさとは何か  暉峻 淑子著

飛ばし読み、斜め読みで感じたことを バブルの時に書かれた本なのに、著者の指摘は今にもそのまま当てはまる感じで、今の方が少しは良くなっている面もあるけれど、変わらないこと、悪化していることもあるように思いました。 自分にとっての豊かさとは、ま…

死ぬときに後悔しない方法 セネカ (ジェイムズ・ロム編)

セネカの文章の中から、死にまつわることを集めた本。 セネカの時代は、いつ処刑されたり、自殺を命じられたりするか分からない政治情勢だったことから、自殺についての考えは武士道のそれに近いものを感じました。 今も理不尽は沢山ありますが、今の日本で…

逆境をチャンスに変える人生の名言700 別冊宝島編集部編

書名通りの”名言集” 逆境にある人はつねに「もう少しだ」と思って進むとよい。 新渡戸稲造 万策つきたとき、あきらめないという選択肢がある。 福島正伸 計画のない目標は、ただの願いごとだ。 サン・テグジュペリ とにかく、始めることだ。 ヒルティ 逆境が…

「脳コワさん」支援ガイド 鈴木大介著 その2

この本を読んでの自分への戒め 脳コワさんになった場合、「脳コワさんになったこと」で自分を責めても意味がない。現実を受け入れて、現状を把握して、少しずつ対処していくしかないし、それが行きつ戻りつ・ゆっくりでもできていれば十分。 ある程度は諦め…

「脳コワさん」支援ガイド 鈴木大介著

高次脳機能障害の当事者である著者が、病名・発症経緯、障害の機序が違っても、「共通するお困りごと」があることに気づき、周囲の人や援助職の人たちに、「こういう時はこういう状態なんです。こうしてもらえると助かります」な”トリセツ”を提示している本…

ミニマリストな暮らしのつくり方 

人気ブロガー&インスタグラマー19人の暮らしが紹介されています。 この本で良かったのは、家族構成や住まいが全く違う19人の暮らしを一度に見ることが出来たこと。 写真が多く、パラパラ斜め読みするだけでも、シンプルな暮らしが出来ている人たちは、自分…

毒親育ちの後遺症とばね指

今読み返している「身体が「ノー」と言うとき」で、リウマチ性疾患が取り上げられています。 リウマチ性疾患について ・・・いずれも混乱した免疫系が自分の身体組織、特に軟骨、腱鞘、関節の結合部、血管壁などを攻撃するものである。・・・ とありました。…

あやうく一生懸命生きるところだった ハ・ワン著

40歳を目前にして、特にプランもなく会社を辞めた著者のエッセイ。これまでの価値観を問い直して、自分に合った生き方を模索・・・パートを辞めたい自分にぴったりだと思い読みました。 著者の半生も語られていて、とても参考になりました。 生き方に行き詰…

続 定年バカ  勢古浩爾著

前作「定年バカ」が面白かったので読んでみました。こちらも面白かったです。 この本全体から感じたことー 著者はこの本を書くためなのか、定年関連本はかなり読んでおられるのですが、「本人の経験や価値観の範囲でしか語れないよね」と言っていて、”そりゃ…

これからの暮らし計画  柳沢 小実著

副題:今を満たして明日に備える工夫 今年45歳の著者(女性)の生活の様子や工夫、心境などを綺麗な写真で見せてくれる本・・・かな。 価値観は私とかなり違うようです。著者は仕事はずっと続けたい、旅行大好き。 でも、時間管理のやり方や、そのベースになる…

さらば健康食神話 フードファディズムの罠 アラン・レヴィノヴィッツ著

そもそも、身体にいい食事って何なのよ?という疑問の答えを探してさまよってきました。 4、5年前に入院した時の病院食は、私の感覚からすると、炭水化物が凄く多く、野菜が少なく、肉や魚、乳製品、卵などのたんぱく源は私の感覚に近かったです。で、「こ…

定年バカ 勢古浩爾著

執筆時70歳の著者(男性)が、定年後について騒ぐ世のあれこれについて持論を語った本。 老い先の心配にすぐ囚われてしまうので、一刀両断してもらえば、多少は気楽になれるかも、と読んでみました。 かなりほっとしたかも。 著者の言う通り、世の中にある…

人生の短さについて セネカ著

著者は古代ローマのストア学者だそうです。 同じところをぐるぐる回っているので、脱出の手掛かりになるかと読みました。 翻訳された文章は分かりやすいですが、これを肝に銘じて日々実行するとなると難しい。 私がこの本から受け取った警告はこんな感じ。 …

仕事と自分を変える「リスト」の魔法  堀正岳著

書き出すことで頭の中や抱えているタスクなどを整理する本をたまたま続けて読みました。こちらはビジネス寄りでした。大いに参考になりました。 読みながら、今自分が一番やりたいのは、「己の本音の掘り下げと整理だ」と自覚しました。 リストは書くだけで…

書いて、捨てる! 筆子著

筆子さんのブログを愛読しているので、本も読んでみました。今回は、書名通り、書くことで気持ちを整理しましょう、という内容でした。多くはブログに書かれていますが、「書いて整理すること、吐き出して手放すこと」に特化してまとめてあり、分かりやすか…

おひとりさまの大往生ガイドBOOK 

老い先の心配の一つが、いつ頃どういう対処をすれば間に合うのか・・・あくまでも、平均的速度で老化し、平均寿命くらいで死ぬ場合限定だとしても、参考資料があるに越したことはありません。 薄い本ですが、コンパクトにまとめてあり、ガイドブックになる本で…

ゴミ捨てろ うちの旦那はティッシュをごみ箱に捨てられない 

インスタグラムで、旦那が散らかしたものをupするアカウントを運営している主婦さんの写真集な感じの本。 方言丸出しのコメントが、楽しくて、つい読みふけってしまいました。 なんだかんだ言いつつ夫婦仲いいんだな~というのが分かるので、「おいおい、…

最後の講義 完全版 女の子の人生で覚えていてほしいこと 西原理恵子著

「もし今日が最後だとしたら何を語るか」という問いのもと、学生たちに対して講義をした番組から作られた本。 著者の西原さんは漫画家さんで、絵は見たことがあるので、多分、読んだことがあるんだと思います。・・・たぶん。 20歳前後の学生さんに向けて語…

なぜ僕らは、こんな働き方を止められないのか 松井博著

パート辞めたい病罹患中で読んでみました。 著者は同年代で、アップルに勤めたこともあり、うつ病になったこともあり、今は自営業で、経験が幅広い。実体験に基づく話が多く、説得力がありました。 気になった部分をランダムに集めると… 一番大切なのは、自…