老い先の心配の一つが、いつ頃どういう対処をすれば間に合うのか・・・あくまでも、平均的速度で老化し、平均寿命くらいで死ぬ場合限定だとしても、参考資料があるに越したことはありません。
薄い本ですが、コンパクトにまとめてあり、ガイドブックになる本でした。
今の私に特に参考になったのは、
おひとりさまの大往生五か条
1.自分の判断で率先して行動している
2.自分でやりたいこと・すべきことを明確に伝えている
3.他者の指示・命令・感傷に振り回されず、自ら納得いく行動をとっている
4.死の直前まで、自分でできることを行っている
5.死後についても考えている
「自主逝」のすすめ 松村静子著 より
今の課題は、2 かな。そもそも、やりたいことがよく分からず困っています。ただいま探索中です。
情報を集めるほど、理想の老後&大往生に近づける
という著者の意見には大賛成ですが、「自分にとって過ごしやすい施設をどうやって探すか」とか、具体的な話になると、どうすればいいか分からなくなります。
自分のこだわりポイントを整理するところからかな、とは感じました。
自然が多いところがいいとか、知り合いが近くに住んでいる地域の施設に入って、好きな時に外出して会いたい、とか。私は、動物と暮らしたいな~。
年代別にやるべきことが整理してあり、参考になりました。
50代より下:資金と情報の蓄積 社会制度や福祉サービスの変化について確認
60代:資金計画 お金が足りないなら、郊外に引っ越す、施設に入るつもりなら家を貸す、最後まで在宅希望なら、サービスが充実している地域へ引っ越してかかりつけ医を見つける、など幅広い選択肢を考える。
60代後半~70代前半:施設希望なら、実際に見学に行く、自分が衰えた時のサポート(任意代理契約、死後事務委任契約)などについても調べ、体調が悪くなったらすぐ契約できるようにしておく
他の本でも、80代になると、体調がよくても、施設の細かい規約を読んで理解し、選ぶ気力がなくなるので、施設選びなどは70代のうちに、とありました。周りの人を見ていても、そうかな、と思います。
慣れた日常のことなら決断・行動できるけど、未知の分野の細かい情報を集めて決めるのはしんどくなりそうです。
70歳で施設の目星をつけておいても、実際に入るのが90代になってからなら、時代も違うし・・・と思わなくもないですが、一度真剣に探して、自分のこだわりポイントや、施設によって違いがあり気を付けた方がいいことなどの体感があれば、80代になって再度動く場合も動きやすいように思います。
資金面では、この本で紹介されていた「貯金簿」を作るつもりです。
経時的な資産の増減を追える財産一覧表なのですが、作ってないです。
まずはゆるゆる情報収集&自分のやりたいこと、やりたくないこと整理です。