シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

☆言葉・本☆

吉原と外 なかとそと  中島要著

久しぶりに小説を読みました。ぐいぐい引き込まれ、あっという間に読了。 「楽しい映画を1本見ました」な感じでした。 今の私には、こういう本が必要なんだろうな。

おらおらでひとりいぐも 若竹千佐子著

友人の紹介で読みました。 年齢を重ねたある女性が、己の人生を振り返っている独り言のような書き方で、読みやすかったのに、なかなか進まず。 辛くなったわけでもないのですが・・・ まぁ、所詮人は独りと言うけど、こういう境地もあるなぁ、自分も近いものあ…

自分を大事にするということ

自分でも、十分やっていると思います。 昔のように、頑張っているのに、全然できてない!と自分を責めることはかなり減りました。 やることは沢山残っているけど、できる範囲でやってこの状態だから、まぁいいか、という感じ。 今読んでいる本に、自分を大事…

絶望のとなり  やなせたかし

絶望のとなりに だれかがそっと腰かけた 絶望はとなりの人に聞いた 「あなたはいったいだれですか」 となりの人はほほえんだ 「私の名前は希望です」 やなせたかし『絶望のとなり』より。

熟年離婚を考えたら読む本 monika著

「離婚をしたら私は幸せになれますか?」 離婚の指南本ではなく、気持ちの整理の本だったので、読みました。あまりに混乱したままなので。まとめる元気はないので、備忘録を残しておこう。 自分が幸せになるにはどうしたらいいのか? 自分はどう思い、どうし…

いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本 根本裕幸著

身の回りに起こったネガティブなこと全部が自分のせいのような気がしてしまうので、書名に惹かれて読みました。 夫の入院などで、逆に自分の責任範囲って実はとても狭いんじゃないか?と思い始めてはいますが…。 なんでも「罪悪感」と呼んで話を進めているな…

うつヌケ 田中圭一著

副題:うつトンネルを抜けた人たち 著者もうつ病当事者で、体験談をまとめた漫画です。夫のうつの参考になるかと読みました。漫画なので気楽に読めて分かりやすかったし、体験談も参考になりました。 「うつ病」といっても、その人によって発病前~うつトン…

それでいい。 細川貂々/水島広子著

副題:自分を認めてラクにあんる対人関係入門 貂々さんはツレうつの漫画家。水島さんは精神科医。 自称ネガティブ思考クイーンの貂々さんが、水島さんに対人関係両方について聞くコミック本です。 自分に当てはまる部分が多くて参考になったし、疲れて思考力…

心の疲れをとる技術 下園壮太著

著者は自衛隊メンタル教官 心が疲れているので、参考になるかと読みました。 疲れが溜まらないよう事前に予定を確認する、早めに休養をしっかりとることが大事、ということのようです。 ムリが蓄積すると、第一段階から、第二段階(同じストレスを2倍大きく…

野の医者は笑う 心の治療とは何か?  東畑開人著

著者の他の本を読んで面白かったので読みました。 沖縄の病院を退職後、就職活動をしながら、「野の医者」の調査・研究をしてまとめたもの。 野の医者・・・資格のある医師もいるし、占い師、ユタなども。 野の医者が、どんなふうに人々を癒しているのか。 著者…

イン・マイ・ライフ 吉本由美著

団塊世代の方。アンアンやクロワッサンなどの雑貨・インテリアのスタイリストとして活躍。 語りが明るく、読みやすかったです。こういう風に時代の空気を感じながら生きてきたんだな~と参考にもなりました。 印象に残るのはどうしても今の自分が気になって…

雨でも晴れでも「繊細さん」  武田友紀著

HSP専門カウンセラーのエッセイ。 自分がHSPなのかは、いまだに確信はないです。先日の光トポグラフィー検査では情報を拾いやすい敏感なタイプという結果だったので、そうなんだろうな~という方に傾いていますが、HSPは生まれつきらしいけど、自分が子供の…

ツレがうつになりまして。 細川貂々著

シリーズ一通り読みました。 ・ツレがうつになりまして。 ・その後のツレがうつになりまして。 ・イグアナの嫁 ・7年目のツレがうつになりまして。 出版当初話題になったときに、こんな風に自分の参考書として読むとは思ってもみませんでした。著者の貂々さ…

逃げる技術 根本裕幸著

副題:ぎりぎりまで我慢してしまうあなたへ 書名通り、現状から逃げたいな~な気持ちで読みました。 なぜって、 「私はぜんぜん大丈夫じゃない」し、「これ以上、頑張りたくない」から。 逃げられない人に多いのが、頑張ることが好き、自立の問題(人に頼れ…

この地獄を生きるのだ 小林エリコ著

副題:うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで 今でいうブラック企業で働いてうつ病になり、自殺未遂。その後、精神障害者手帳を取得し、生活保護で暮らす。今は精神科への通院を続けながら、NPOの事務員として働いている。 まとめると数行です…

生きるための安楽死 シャボットあかね著

副題:オランダ・「よき死」の現在 オランダの安楽死制度についての本。制度がどういう経緯でできたのかや、今の動きや課題など。 病気などの身体的苦痛が大きく、死が迫っている人が”安楽死”するのは理解できるし、いいと思うけど、最近は若い精神疾患の人…

買わない暮らし。 筆子著

カナダ在住のミニマリスト筆子さんの新刊。いつもブログを読んでいるのですが、本だと内容が分かりやすくまとめられていていいです。 夫休職中(このまま退職?)なので、支出を減らしたいのもあり、この本も大いに参考になりました。 自分に刺さった指摘: …

居るのはつらいよ 東畑開人

副題:ケアとセラピーについての覚書 臨床心理学で博士号を取り、臨床をやりたいとカウンセリングとデイケアをやる病院に就職。行ってみたら、デイケアでは、ただ「いる」ことも仕事の柱で、なじむまで時間もかかるし、葛藤もあるし…ケアとは?セラピーとは…

そして、人生はつづく 川本三郎著  のまえがきだけ

図書館で借りたのですが、内容が思っていた感じと違っていて、今の気分と合わなかったようで挫折。著者の価値観が気に入らず、読んで腹が立つとか、そういうネガティブな理由ではないのですが。 著者は、この本を書き始める2年前に配偶者をがんで亡くし、今…

エンディングドレス  蛭田亜沙子著

私には珍しく小説です。夫に先立たれた32歳のヒロインは、自分の死ぬ準備でロープを買いに行った手芸店で見かけた「死に装束を縫う洋裁教室」に通い始めます。そこでの出会いや、課題をこなしながら過去を振り返えったりして、徐々に変わっていく話でした。 …

だけど、生きている 後藤晃江著

乳がん闘病記。・・・というより、契約社員などの非正規雇用の待遇改善を訴えたくて書かれた本。 著者は独身の契約社員で、経済的な事情もあり、契約を切られるリスクを避けるため、乳がんと分かってからの検査、手術、放射線治療、ホルモン療法を会社に言わ…

哀しみがあるから人生は面白い 下重暁子/弘兼憲史著

対談本。哀しみの話メインかと思ったら、一部でした。 お二人とも自己肯定感がしっかりあって、自分の価値観も把握しているし、そういうところはいいな~と思いましたが・・・自分とは違う感性の人がいることは理解していても、自分とは違う感度やイレギュラ…

人は、人を浴びて人になる 夏苅郁子著

副題:心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い 夏苅郁子さんの半生記。「心病む母が遺してくれたもの」と重なる内容ですが、エピソードなどは微妙に違っていて、両方読んで、一層どういう日々を過ごしてこられたのかが分かりました。 …

一〇五歳、死ねないのも困るのよ 篠田桃紅著

著者は墨を用いた抽象表現主義者。美術家。 以前、インタビュー番組を見て、考え方や生き方が面白い人だな~と思っていました。今年の3月、107歳で老衰で亡くなられたそうです。 この本を読んでも思いましたが、私が惹かれる人の言うことは、大体似通っ…

心病む母が遺してくれたもの 夏苅郁子著

副題:精神科医の回復への道のり 著者の半生記。 著者のお父さんは、あまり家に帰ってこず、家にお金も入れない人だったそうで、そういうストレスもあってかお母さんが統合失調症を発症。お父さんも子供だった著者も、最初は母親が精神疾患だとは分からず、…

戦中・戦後の暮しの記録 拾遺集 戦中編 戦争が立っていた

以前読んだ戦後編の前に出版されていた”戦中編” 食糧難や、世の中がどんどん戦争下になっていく様子、空襲や原爆、特攻の話など・・・気楽に読める内容ではありませんでしたが、これが実際に起こったことであり、庶民の暮らし、気持ちはこんなだったんだな・・・と…

「愛」するための哲学 白取春彦著

著者の行動瞑想の本が良かったので、別の本も読んでみました。 「愛」とは何か、「愛」する能力を強く育てるための生き方などのお話。 「愛」は言葉にするのは難しいですが、私は思いやりや共感、押しつけでない寄り添い、共にあること、相手の幸せや平安を…

わたしのおひとりさま人生  松原惇子著

作家生活35周年記念エッセイ。自叙伝。 先日読んだ90代のお母さんとの同居生活の話が面白かったので読みました。 今はお母さんとの同居をやめて、団地一人暮らしをしているそうです。 以前は、おひとりさまが家を買うことを推奨していた著者ですが、今は、賃…

母の老い方観察記録 松原惇子著

持ち家(マンション)で暮らしていた著者が、65歳で漏水問題からマンションを売り、母と実家で同居することに。そこで目の当たりにした母の暮らしぶりについての本。 著者のお母さん、なかなかのスーパーウーマンです。 著者が71歳、お母さんが92歳、…

この歳になってわかったこと  祖父江逸郎著

著者は 元戦艦大和 乗組軍医、長寿科学振興財団名誉理事長 この本は2020年12月出版ですが、2021年3月に100歳で亡くなられたそうです。 著者の戦争体験、"この歳になってわかったこと”、健康でいるために、老いと死についてのエッセイ。 99歳でこの内容の本…