シンプルライフへの遠い道

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脳を鍛えるには運動しかない! ジョン J. レイティ著

共著者:エリック・ヘイガーマン

書名の通り、運動の効果について、詳しくまとめた本で、「学習」「うつ」「老化」など、項目別に、科学論文などをもとに根拠と、推奨運動量などが書かれています。
学術書ではないので、引用文献一覧もないし、疑うなら、「どこまで本当か分からない」ということになってしまいます。
ですが、現在脳科学が急速に進歩中であることを考えれば、「今の時点ではこういうことが言われている」と差し引いて、楽しく読みつつ、運動のモチベーションももらえました。

個人的には、運動はすごく心身にプラスだと確信しています。
理由は、わんこ。
若い時から、ずーっとたっぷり運動し続けました。おもちゃを投げて、取ってこさせたり、飼い主と違って毎日走っていたし。腎臓病などの慢性疾患の進行が遅かったのも、運動して血流が良かったからだと思っています。持病が多かったのに、要介護にもならなかったし。
わんこみたいに終末期を過ごせたらいいなぁ、と思います。

私自身は、介護予防と体力維持には関心があるものの、ジムに通ったり、スポーツサークルに入ったりする気もなく、「自分一人で、どのくらい運動すればいいのか」が知りたかったです。

結論は・・・
・運動習慣がなかった人や体力がない人は、出来ることから始めて、とにかく続けることが大事。
・可能なら徐々に負荷を上げていく。筋トレもプラス。体が許せば、短時間の全力疾走なども。
・ジョギング程度の中強度の有酸素運動を、週6日、1回45~60分(週2回は筋トレや短時間の高強度の運動に置き換え)が理想。

う~ん。正直、「ジョギング毎日1時間」なんて、無理。というか、やりたくない。
でも、「出来るだけ早足で30分歩く」+「部位を変えなら、毎日10分筋トレ」(介護予防レベル) くらいなら、何とかできそうかな。

著者も、ハードな運動をして挫折するより、数日おきに低強度の運動しかしないにしても、運動のメリットはあるから、とにかく運動しましょう!(もちろん、それなりの負荷をかけて沢山やる方がメリットも多い)と言っているので、ゆる~く運動したいです。


今の私だと、速足で30分歩くだけでも、十分「程よい疲れ感」があります。
この本を読んで、心拍計のついた活動量計が欲しくなってしまい、葛藤中。
本当に活用するなら、投資する意味がありますが、数回使って終わり~のお高いおもちゃになってしまう危険も・・・。しばらく楽しく悩みます。