シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

女50歳からの100歳人生の生き方 小島貴子著

著者はキャリアカウンセラー&大学准教授

最近「人生100年時代」と言われるようになってきましたが、前例のない長寿社会で、参考にする先輩があまりいないので、自分たちで100年人生のモデルを作っていくしかない。

で、著者の提言は、
思い込みを外して、自由に挑戦しよう
これまでの役割から降りて、自分の人生を生きよう
心身の健康を&病気とうまく付き合う

こんな感じ。

この手の本は、「どこかで聞いたことの寄せ集め」ではありますが、「利用しやすいようにまとめてくれている」のがありがたいです。
100歳人生の参考になったか?と言われると分かりませんが、「もう年だから」とストップかける必要はないというのはそうだな、と励まされました。
今は再出発前の充電中というだけで、ここにとどまり続ける気はもともとないですが。

著者は過去を振り返って、自分の好みややりたかったことなどを洗い出す作業を勧めています。
自分の過去を振り返る・・・毒親絡みでさんざんやりましたけど、再就職を考える時にも、わんこが旅立ってからも、過去を振り返りつつ、何がやりたいのか、何をやり残したと思うのか、どういうことは嫌なのか・・・見えたような、見えないような(笑)
私の場合は、微調整しながらやりたいことをやってきたようです。
そういう意味では、身辺整理が終わったら、いつお迎えが来ても後悔は小さいかも。

今私が目指す方向は、「精神性を高める」。
言葉にすると陳腐で怪しげですし、内容まではうまく説明できませんが。

英語の勉強は再開したいです。何が具体的な夢があるわけじゃないですけど。
こういう「よく分からないけど気になる」は大事にしたいです。


この本の内容云々ではなく、私にはこの手の本はしばらくお休みでいいな、と思いました。
これまでの試行錯誤で、大体の”こうすればいいみたいだ”という情報は持っていると分かりました。
とんでもない勘違いで迷走しているかも?と心配せずに、今は、実際にやってみたり、行動に出るのに必要な人生哲学というか、指針というか・・・そういうものを探す時期だと感じました。