シンプルライフへの遠い道

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親の延命治療

最近、看取りについての本を読んでいます。
親はどうするんだろう・・・と思ってしまいます。

母親は、何度も、数十年にわたり、「延命治療はしないで」と言い続けていたので、
「最近は、少しでも長生きしたいから、出来るだけのことをしてほしいと言っていたよ」という証言がなく、私が意見する立場に立たされてしまった場合は、本人の意思を尊重するつもりです。

父親、どうするんだろう。希望を聞いた記憶がありません。
言っていたのかもしれないけど、覚えていません。
そもそも、自分の死に際について真剣に考えて、「こうしてほしい」「こうするつもり」と言っていた記憶もない。
母親(妻)が何とかしてくれることにして、考えることから逃げていた感じ?
「俺が死んだ後も母さんが困らんように金は貯めてある」こればっかり。いえ、これも大事なんですけどね。自分が後に残されるとか、そういうことも議題ですよ?
さすがに、親を看取って、自分も70代になって、今は何か考えがあるのでしょうけど。
親のことは嫌いですが、だからと言って、寝たきり・胃ろう・本人の意思表示できず・・・本当のところは分からないものの、はたから見ると生きた屍状態で何年も・・・というのは見たくないです。



そういえば、夫がどうしてほしいのか、ちゃんと聞いたことがない。聞いておこう。
私がどうして欲しいのか、ちゃんと夫に言っていない。まずい、言っておかないと。
とにかく、痛いの、苦しいのは嫌なので、苦痛を取り除くための治療は十二分にした上で、さくっと旅立てるようにしてほしい(今、病院に入ると、こういう選択肢はないらしい・・・恐ろしや)


わんこの治療についても悩みます。
いたずらに苦しみを長引かせることはしないつもりですが、その見極めが分からない・・・。
人間の治療と違って、わんこの場合は病院で受ける治療にも、そういう選択肢があるのはありがたい。
いよいよになると、「ご自宅に連れて帰って、ご家族で看取ってあげてください。」と言われた、と良く聞きます。気休め&時間稼ぎの処置を受けるために入院するより、自宅で、という考えが獣医さんにも飼い主側にもあるからだと思います。
病院によっては、吐き気止めなどの注射も飼い主さんが自宅でできるようにしてくれるらしいので、最後に通院しなくても、自宅で過ごす場合の苦痛も少しは減らせるみたいです。
多分、そういう判断が必要になったら、獣医さんも言ってくれるだろうから、それが救いです。

人間の場合、病院に入ってしまうと、訴訟対策もあるのか、「出来ることは何でもやる!」選択しかないことが多いそうです。
これはあやふやにせず、考える必要がある社会問題の一つだと思います。