シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

身体のいいなり   内澤旬子著

乱暴に要約すると、「乳がん闘病記」 
乳房再建手術も含めると4回の手術を経て、今は寛解状態だそうです。
それまで無視してきた身体と、意思との闘いだったそうで、これからは双方並び立つバランスを取るよう再構築していく、とのこと。

著者がご存命で寛解状態だと分かっていたので、悲壮にならずに読めました。

著者ががんの告知を受けた時、「もう頑張らなくていいんだ」とほっとした  というくだり、ちょっと共感。
半年ほど前、プレ更年期と思って受診したら、「もしかすると予後の厄介な癌かもしれない」とあれこれ検査され、異常なしと言われるまで数週間落ち着きませんでした。
ただ、この時、もし病気だったら、わんこのこと、夫のことは心配だけど、人生一区切りつくのかな、もう、自分の病気やら身辺整理だけに集中していればよくなるのかな、とほっとする気持ちもありました。
  ・・・実際に厄介な癌だったら、「どうしてあの時は、あんなにのんきなことを思えたんだろう」と
    自分に呆れたでしょうけど。


美容整形外科で乳房再建手術を受けると片胸100万、当然自費と聞いて、病気になるのも楽じゃないと思ったり。

この本を読んだ理由は、癌になる前は体が弱かったのに、ヨガなどを始めてすごく元気になった、と「捨てる女」で読んで、体力づくりの参考にならないかと思ったからです。
著者はかなり熱心にヨガスタジオに通ったみたいで、自分には真似できないけど、簡単な筋トレやストレッチでもつづければ、安眠出来るようになったり、効果はでるんだろうな、とは思いました。