シンプルライフへの遠い道

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がんが自然に治る生き方 ケリー・ターナー著

副題:余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと

癌が寛解するほどの技なら、私の生きづらさにも効かないかな? と思って読みました。

9つの方法は:
・抜本的に食事を変える
・治療法は自分で決める
・直観に従う
・ハーブとサプリメントの力を借りる
・抑圧された感情を解き放つ
・より前向きに生きる
・周囲の人の支えを受け入れる
・自分の魂と深くつながる
・「どうしても生きたい理由」を持つ

著者は、がん患者の中には、かなり病気が進行していても、劇的に良くなる人たちがどうしてそうなったのかを、直接会ったり、論文を調べたりして、この「9つのこと」を抽出したそうです。
本では一つ一つについて詳しく書かれています。

体験談も沢山出てきて、それぞれの人が何を選んだかが目立ちましたが、私は”どうやってそれを選ぶと決めたのか。選ばないと決めたのか”の方に目が行きました。
本全体から、「自分で決断する」「自分に合う方法を自分で選ぶ」「自分と向き合う・観察する」に集約されるのかな、と感じました。

本に出てきた人たちと同じように取り組んで、回復せずに亡くなった人も大勢いるでしょうから、この本を「科学的根拠のある情報」とするのには無理があるとは思います。
でも、「健康長寿の人はこういうことをしている人が多い、こういう考え方の人が多い」というのが参考になると思う人には、この本も参考になるだろうと思います。

著者も言っていますが、具体的なこと(食事を変えるとか)より、メンタル面のことが多いのには驚きました。
自分に引き寄せて考えると、「健康的な食生活」にこだわるより、わんこと暮らす方が私の健康にはいいのかも。
こういう情報に接するたびに、「他者とのつながり、愛を受け取る、感謝する」こういうことの大切さが出てきて、それはそうだろうと納得するだけに、こういうことに馴染まない自分は、育ちの中で変なハンディを背負わされたと思わずにはいられません。
まぁ、いいです。
  本当は良くはないけど、どうしようもないから、自分は別ルートで行こう。