著者は自衛隊メンタル教官
心が疲れているので、参考になるかと読みました。
疲れが溜まらないよう事前に予定を確認する、早めに休養をしっかりとることが大事、ということのようです。
ムリが蓄積すると、第一段階から、第二段階(同じストレスを2倍大きく感じ、回復にも2倍の時間がかかる)、第三段階へと進んでいく。
同じイベントでも第二段階ならば倍の負担を感じるので、無意識にそのイベントを避けようとしてしまう。「以前ならできていたのに、他の人はやっているのに」と自信の低下・自責・自己嫌悪になりやすい。
ムリを止めるには、理屈で理解し、行動して、その行動に慣れていくプロセスが必要。
7~3バランス目標設定法。具体的な方法を30点~70点になるようにする。90点や20点だと、無意識と意識の満足バランスが取れず、ブレーキやリバウンドが起きる。
生きるために必要な3つの自信
1.できるという自信
2.自分の身体や頭脳の機能に対する自信
3.周囲に受けいれられるという自信
ムリ・ムダ・ムラを防ぐためには、「業務予定表」を活用する。
スケジュールやその時にかかる負荷を調べ、休息も計画に入れる。基本週1回は休息日。大きなイベントの後にはまとまった休み(ペースダウン期間)を。
三分の一から四分の一の「予備」を持つ。
加齢による衰え、解消が難しい10年物のストレス(トラウマなど)、イベント後の疲労が残る期間も考慮する。
一日の良いこと3つ、悪いこと1つ、改善策を1つ挙げる。⇒現状評価を「満足7:不満3バランス」にしておく。自分のパフォーマンス評価も7:3に固定すると気分と都合がいい。
激しく消耗すること、精神的にも疲労することがあった場合、数か月~1年位はペースを落とし、ついムリしてしまうイベントは避ける。・・・回復と復帰にはかなり時間がかかるという話に、まずは自分は休むことなんだな、と再確認でした。