シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

人生100年時代の養生訓 秋山和宏著

一言でいえば、貯筋しましょう、という内容でした。

人生終盤の10年で、歩けなくなり、食べられなくなり、認知できなくなる3つの節目がある。(必ずこの順番で起こるわけではない)

 

認知症の年齢別発症率は

65-69 2%、70-74 4%、75-79 8%、80-84 16%、85~ 32%

日本人5000人の20年追跡調査で、

ピンコロ型(亡くなる直前まで元気)     男 10%、女    0%

サルコペニア型(徐々に衰える)       男 70%、女 90%

寝たきり型(寝たきりに近い状態が長く続く) 男 20% 女 10%

 

著者の臨床でのイメージでは、80代以上の半分は筋力が低下しているそうです。

貯筋というと、運動を思い浮かべますが、高齢者の場合は低栄養が原因で筋肉が落ちてしまう人が多いそうです。

 

今から筋力を落とさないように、運動と栄養が大事、と基本を確認できた1冊でした。