シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

オトナ女子あばれるカラダとのつきあい方 常喜 眞理著

40代~70代女性の年代別健康管理についての本。ポイントが絞ってあって分かりやすくて、とてもいい本でした。

出版時54歳だった著者の体験談も参考になりました。

一番参考になったのが、歯磨き前によく口を漱ぎましょう!(カレー鍋を洗う前に、すすぐよね?にすごい説得力がありました)

 

40代:成長ホルモン・性ホルモンの減少に対応しよう

   甲状腺、肌トラブル(肝斑)にも注意

50代:がん対策を 家でも血圧を測ろう(減塩と腎機能チェックも)、

   内臓の筋力低下にも注意。運動習慣を。

   目・耳・鼻にも注意。特に緑内障。 歯周病予防にクリーニングに通おう。

大腸の早期がんは便潜血検査では3~4割は見つからないそうで、50代になったら一度内視鏡検査を受けて、異常がなければ5年毎がお勧め、だそうです。(著者は消化器が専門)

乳がん検診は超音波とマンモグラフィーを毎年

子宮頸がんの細胞診と経腟超音波を毎年

ピロリ菌検査を。いなければ2年に1回胃カメラ

2年に1回胸部CT(肺がん)

腹部超音波は毎年   

が著者のおすすめだそうです。(特に異常がない場合の健診として)

胸部CTは撮ったことがないなぁ。被曝を考えると2年に1回は迷いますが、たまにはいいのかも。大気汚染地域に住んでいるし、学生時代~最初の仕事の5年位は有機溶媒ビシバシ使っていたので、たばこを吸ってなくても肺がんリスク高め。多分。

60代:筋肉と骨の維持

筋力維持のための、無理のないトレーニングを続けよう。

階段は使わない(膝に負担がかかる)

排尿障害も起こりやすくなるので、骨盤底筋体操などを

うつ病にも注意。オープンマインドで人との関りを

70代:しっかり食べて痩せない。脱水やロコモティブシンドロームに注意。

 

個人的には、60代が分かれ目な気がしています。

更年期だ何だと言っても、50代までは、容姿以外では個人差もあまり表に出てきませんが、60代以降は、急に人の話を聞けなくなってきて、脳の衰え?が出てきたり、歩き方や仕草が急に年寄りっぽくなってきたり、はた目にも気力・体力の衰えが分かるようになる気がします。そこで気づいて生活を変えたりの修正が効くのも60代までで、”これからも変化していこう”という心の力を持ち損ねたら、70代以降、軌道修正は更に難しい(ほとんど不可能)な気がします。偏見たっぷり入ってますけど。

衰えをなだらかにしつつ、老いをうまく受け入れて適応できた人達は、「素敵な人生の先輩方」になっていくイメージです。

自分もそうありたいですが、私の場合は、こんな自分じゃだめだ!と極端な自己否定に沈まないバランスとりが難題です。