ストーカーとDVは根は同じ？ 違う？ という興味から読んだ本。
著者は、ストーカー被害者・加害者両方のカウンセリングをしている方です。
自分の感情・基準で暴走するのはストーカーもDVも同じかな、と思いましたが、
ストーカーの中には、「このままでは取り返しのつかないことをしそうだ」「苦しいから助けてくれ」と連絡してくる人もいるそうで、そこはDVとは違うんだな、と思いました。
自分の問いに答えが返ってくれば、「破局」という結論でも加害者が受け入れるケースもあるそうで、それはちょっとわかる気がします。
「何の説明もなしにサヨナラですか？ 一度恋愛関係（特別な関係）になった相手にそれはないんじゃないの？言いたくないことでも、ちゃんと言うのが別れるにあたっての礼儀でしょ？」
と、分かれることより、別れ方に不満を持つのがきっかけでストーカーになることがあるらしいのですが、
それは、自分の存在そのものを軽んじられた・・・己の尊厳にかかわる重大問題になるわけで、
実際にストーカー行為に出るかは別にして、自分もそこにこだわって恨むかも、と思いました。
