シンプルライフへの遠い道

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哀しい気持ち その2

子供時代は取り戻せなくても、これからの人生は自分で切り開いていけばいい。
子供時代の分まで、気持ちを分かち合える人と楽しい時間を過ごせばいい。
 
頭では分かっているし、行きつ戻りつの試行錯誤も続いています。
でも、これと、「哀しい気持ち」はまた別。
 
どうしたら癒されて、もういい、と思えるのかな? と自問してみる。
表面的なことなら、今からでも癒されることは可能です。
 
誕生日祝いをしてもらえばいいし、
クリスマスパーティーをすればいいし、
約束を破られたら厳重抗議すればいい。
嘲笑されたら、「不愉快だから謝罪してください!」と主張してもいいし、相手を無視してもいい。
 
でも、根本的な部分は、今から取り戻す方法は思いつきません。
 
動物園で幼児が動物を指差して喜んで見ているのを、
親も喜んで一緒に見ている。
親は、子供が喜ぶ姿を見て喜んでいる-
                         親はいつも自分の様子を見守ってくれているし、
                         自分が自分の感じたままを表現することが受け入れられ、
                         それが親を喜ばせることすら出来る。
 
これも、わずかなら取り戻せるでしょう。
夫や友人に「あなたが嬉しいなら、まぁいいか。」と、ちょっとだけ私の趣味に付き合ってもらう。
 
でも、私が本当に取り戻したいのは、
 「強くて大きな保護者に見守られているという安心感の中で、自分のままでいることができる
  継続した時間」。
これは子供特権で、大人にはないものです。
 
私が永遠に喪失したもの。
あの人たちは溢れるほど与えたつもりでいるので、余計腹が立つもの。
あの人たちと、このまま永遠に縁が切れても、哀しい気持ちの種として残り続けるもの。