シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

担当患者さんの死

11月から入院していた、在宅担当患者さんが亡くなったと連絡がありました。

往診同行していた訪問看護師さんから入院したと知らせがあったとき、「あそこの病院は評判が悪くて、出てこられないらしい。ケアマネさんなどが病状を聞いても教えてもらえない」とは聞いていました。

三か月以上入院すると病院の収入は一気に減るから、三か月で追い出されるとはよく聞くけど…亡くなるなんて。入院前、そこまで悪くなかったのにな。

ご高齢だったから、入院して動かないことで体調がどんどん悪くなったのかもしれないけど…

本当のところは分かりません。

 

担当だった方が亡くなると、いつもショックはあるのですが、今回も長引きそうです。

残留孤児の方で、お子さんが中国にいるけど、連絡が取れなくて、ご遺体をどうするか決まっていないとも聞きました。(その後、解決したのかもしれませんが)

自分が独りだから、将来こうなるかもしれないな…と思ってしまうのもあると思います。

 

担当して一年くらい。やっと、慣れてくださったのかな…と思ったところだったのにな。

 

行くと、電気もつけず、暗い部屋にいることが多かったです。

ミニマリストで、荷物はほとんどありませんでした。

ほぼ毎回、「死にたい」とおっしゃっていました。

でも、入浴のデイサービスの人は良くしてくれるとか、笑って話すときも多くて、心細かったり、思うように動けなくて気晴らしが少なくて、気鬱なんだろうな…と思っていました。

 

 

ご冥福を祈るしかできないけど・・・

最期、手厚くケアされていたとは思いにくい情報しかなくて、やるせないです。