シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

在宅患者さんから学ぶこと

担当在宅患者さん、それぞれに癖があって、腹が立ったり、何だかな~と思ったり、逆に人生の勉強させてもらっていると思ったり、です。

 

12月に7回届けているある方。

ご夫婦とも私の担当ですが、旦那さんは先月半ばから入院中。

介護度も高く、障害もあるので、ご主人がいた時は夜間もヘルパーさんが入っていました。ご主人が入院してからは、夜間のヘルパーさんは来なくなり、一人の時間が増えて、不安なようで、何度も薬追加の依頼が入ります。

正直、げんなり・・・。

必要な薬のお届けはいいのですが、「それ、数日前の依頼の時に、在庫見て、一緒に先生に頼んでよ・・・。」なことが多く、「私は専属メイドじゃない(怒)」な日も。

身の回りの世話もヘルパーさんにしてもらっていいな~と思う日もありました。・・・この方は障害があるからで、自分が代わりたいとは全く思わないので、すぐに「いやいや、自分で動けるのが幸せだ」と思い直すのですが、疲れていると、変な妬みも浮かんできます。

 

そんな中、考えが変わることが。

 

昨日はたまたま訪問看護師さんが来ていて、今週毎日室内で転んでいて、骨折が心配だと聞きました。「ベッドにいる時間が長くて、筋力落ちてしまったから、今後は過ごし方を変えないと」とご本人に話していました。

サポートしてもらえるのは大事だけど、いいことばかりじゃないんだな。

この方はご本人にその気があっても、自分で家事をこなすのは難しいので、「出来るだけ自分のことは自分でやる」ことで体を動かすのにも限度があるわけで・・・

自分がこの方の立場だったら・・・長年障害と共に生きてきて、腹痛に苦しむ日が多かったら、周りにリハビリがどうのと言われても、寝ていたくなるだろうな・・・とも思います。

この辺もバランスなのでしょうが、難しい。

 

私は仕事で疲れたと文句を言い、わんこの散歩、寒いよ・・・と思ったりしていますが、でも、今は自分のことは自分でできるし、こうして、老いへの備えを考えさせてもらえる仕事が出来て・・・この辺は幸運なのだと思います。

 

以前から、「骨密度の維持」は意識していますが、今後は「筋肉量とからだのしなやかさ維持」も加わりました。