シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

夫のコロナ感染から一年

1年前の3月18日、夫の入院先から、夫が新型コロナに感染したと連絡がありました。

これを境に一気に病状が進み、亡くなりました。

夫の病気は、

 ゲップや咳払いが続いて、体力も落ちて、不機嫌が増えた時期

 仕事を辞めると言い出した後、一気に認知が落ちて、寝てばかりになった時期

 排泄もおかしくなって入院~仮診断~転院

 確定診断~療養型病院への転院~嚥下障害進行

 コロナ感染~亡くなるまで

 

私の中では、この5つの時期に分かれています。

私にとっては、入院前の方が辛かったです。入院して離れて暮らしたのは私には良かったです。自分を休めることもできたし、夫への優しい気持ちも多少は戻って、直接の世話ではなく、社会制度の利用などの実務サポートは出来たから。

 

 

昨日の出勤のバスで、わんこ仲間のご夫婦を見かけました。ご主人が去年脳卒中で倒れて、入院・リハビリ中だと伺っていましたが、ご本人にお会いしたのは入院後初めて。

かなり痩せておられ、お体もまだかなり不自由そうでした。

私が妻の立場だったら、「夫が助かって良かった」と思えるのか・・・難しいだろうな・・・と思いました。

夫が病気になってから、徐々に意思疎通も難しくなっていったこともあり、ただ世話する対象としてこの体の大きな人がずっといるのは、私にはしんどすぎるな・・・と思っていました。

そう思うことの良し悪しはどうであれ、本音だから仕方ない。

 

じゃあ、夫が死んで良かったの? って、それも違うからなぁ。

私は寂しがり屋だから、私が先に逝くって結婚前から言っていたけど、結婚生活の途中から、実際は夫の方が寂しがり屋で、一人になった時に生き延びるのが余計辛いだろうと感じてはいました。

 

色々な考えや思い、思い出までごっちゃになって、まだまだ混乱しています。