昨日、過去記事を読んで、なんだか胸がざわついて落ち着かなくなりました。
夫の診断が出たころの話。
夫はもう回復しない。遠からず別れの日が来るけど、それまで夫にとって少しでも居心地のいい場所を用意したいとか、辛いとか、そういうつぶやき。
このころの記事を読んだ時の感覚が、急に変わったのを強烈に感じました。
当時、追い詰められて、辛かったな。でも、夫を見捨てる気はなかったから、他に選択肢はなくて、逃げ場もないからやっていた色々なこと…。
今になって、どれだけ自分の心身に負荷がかかっていたか、やっと自覚し始めたのかも。
少し前まで、夫に対しては怒りが強かったです。
元気な頃も、長年の結婚生活の中で、世話をされるのが当たり前になって、私にありがとうとかなかったこととか…。
これまでは、夫が自宅で療養していたころを一番辛かったと感じていました。診断ははっきりしないし、夫はどんどん無気力になって、寝たきりに近い感じになっていくし、見捨てられた感が強くて、あのころ、本当に辛かった。わんことベランダに出ては、「飛び降りたら楽になるかな」とぼんやり考えていました。
今は、少し変化しているのかも。
入院してからは、一人になって心身少しは休めるようになったし、現実に対処しているうちに、怒涛のように過ぎていった半年でしたから…。
でも、夫が入院してからも、ずっと辛かったよな。
うん、本当は辛かった。また別の辛さがいつもあった。
やっとそこに目を向けるだけの余力が出てきた、ともいえるのかも。
本当によく頑張ったよ、自分。
これ、忘れちゃいけない。
先日もご主人を亡くされているわんこ仲間に、「自分だったら在宅看取りはできなかった。すごいことをやったんだよ。」と言われました。
自分がちゃんと夫とお別れしたくて選んだことだけど、まぁ、そういう面もあるかな。
頑張ったから偉いわけじゃないけど、その時々で、必死に考えて、調べて、自分で決めて行動し続けたことは、褒めていい。
今は苦手な夏で、体調もいまいちで、生きるだけでやっとな感じ。
でも今は、それで十分。
あと数年は、ゆっくりでいい。
自覚すると更にしんどくなるから、見ないようにしていたんだろうな~
本当に、今も満身創痍でかなりボロボロです。