昨日、夫の生前戒名が届きました。
これまでずっと不安や哀しさ、心細さで落ち着かなかったのですが、少し、穏やかになれた自分がいます。
夫に新しい名前をいただいて、
夫は別の世界にかえっていくんだな・・・
もといた魂の世界のようなところへ今の身体を脱ぎ捨てていくのかな・・・
そんな気もし始めています。
これまでは、死=辛いこと と、自分の立場だけで捉えていたことに気付けました。
生=望ましいこと、良いこと、幸せ という先入観で状況を解釈していました。
死がどういうものなのか、死後どうなるのか、私には分かりません。
動いてみないと分からないことって沢山あると今回のことで色々と経験しています。
夫の介護保険申請は平気だったのに、難病申請はすごく苦しくなりました。自分で、公に、「夫は先が長くないです」と宣言して、このことを確定させる届を出したような感じで苦しかった気がします。
今回生前戒名をお願いしたのは、初対面のお寺さんに夫の葬儀をお願いすることになるなら、事前に少しでも接触して、どういうお寺さんかイメージできる方が安心だから、という理由からでした。
お願いして良かったです。
こんな風に心が安らぐとは思っていませんでした。
亡くなった後も、夫がそれとなく見守ってくれるような気になれました。