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夫の転院相談 天と地の差

昨日は夫の入院先の相談窓口に転院の相談に行ってきました。

前の入院先(精神科病院)とのあまりの差に、「えっ?こんなに親切で、簡単なの?」と拍子抜けしました。

前の病院では、どういう選択肢(受け入れ先の種類やいられる期間)があるのかの説明もなく、「自分で探してください」でした。自分で問い合わせるとほとんどの病院が「入院中の病院から連絡をもらわないと、検討に入れません」と言われ、入院先に問い合わせを依頼する・・・の繰り返し。自分で問い合わせたところも含め、5件お願いして、1件は「3か月なら受け入れ検討できる」と言われ、現在検査入院中のため申し込み保留中。1件が今入院しているところです。

前の病院が紹介してくれたのは2つだけで、そのうち1件は問い合わせをお願いしたけど、返事がどうだったかの連絡もありませんでした。転院直前に確認したら、「確定診断がついていないとダメと断られた」とのこと。

今後夫の居場所が決まるのか、診断がつくのか、不安な日々でした。

 

さすがに今の入院先は地域の中核病院だし、「次の行き先を自分で探せ」とは言われないだろうけど、どうなるんだろう・・・とすごく不安でした。主治医に最初に「以前の病院に戻って、次の行き先を探しますか?」と聞かれた時、「それは嫌!自分で探す何て無理!!」が最初に思ったこと。「制度やどういう行き先があるかも分からないので、まずは相談させてもらいたい」とお願いして、今日の面談になりました。

スムーズに話が進んで、びっくり。40分ほどで話も済んで、あまりのあっけなさに脱力でした。

 

 

夫は最終的に「進行性核上性麻痺」との診断になり、難病申請の診断書は担当医が書いてくれることになりました。その場で依頼書記入⇒病院の窓口に提出。

役所への申請方法の説明書もくれました。

 

介護保険は、「次に病院に入るとしても、おむつ代の補助があるから申請した方がいいです。診断した今の主治医に意見書を書いてもらう方がスムーズだし、手続き中に転院になった場合は、ちゃんとこちらで引き継ぎもするので大丈夫ですよ」とのこと。

 

今後の行き先については、自宅に戻るか、病院か、施設かの希望確認。

自宅は無理だと伝えると、「この面談の前にご本人にお会いしましたが、いくら介護サービスを使っても、ご家族お一人でお世話をするのは無理そうですね」と受け入れてくれました。(私にはそう思えてほっとしました。)

本人にリハビリを頑張れるか聞いたら、「少しなら、頑張るけど、沢山は無理」と言っていたそうです。夫らしい返事だ・・・。本当は、ずっとごろごろ寝ていたいに違いない。

費用面と本人の希望で、施設ではなく、病院がいいと伝えると、「難病認定が取れたら、病院の方が安く済むので、その方がいいですね。」と、以前問い合わせて、「確定診断がついていないと受け入れられない」と断られた病院を紹介されました。

「難病の認定申請中でも、診断がついていて、医師の診断書(医療情報提供書)があれば受け入れてくれる病院です。期限を切って退院を促されたりしないし、施設も併設されていて、体調が落ち着けば施設、何かあれば病院、と往復している患者さんもいらっしゃいますよ」とのこと。さすが地域の中核病院。細かい情報を持っています。

神経難病に対応している病床があるところなので、スタッフも慣れているだろうし、家からも近い(片道30分程度)ので、ここに入れたらいいな、とは思っていました。が、難病認定が取れないとダメだと思い込んでいたので、まずは期限があってもいいので、どこかのリハビリ病棟に入れてもらって手続きかな・・・と覚悟していました。

 

この病院に問い合わせてもらうことになりました。

病床の空きがあって、上手く話が進みますように。

 

 

夫がもう助からないと分かって、かなり動揺して凹んでいました。そのへこみの中に、「次の居場所が見つかるんだろうか。次があっても、数か月ごとに自分で探すことになったら大変すぎる・・・。徐々に動けなくなる夫の転院となると、移動の時には人を雇って付き添ってもらうことになるのかな。夫もやっと慣れたら、また違うところ、ってなると落ち着かないよな。」という心配がかなりあったようです。

 

今回申し込んだところに断られても、今の入院先は相談に乗ってくれるから、何とかなるかな・・・と思えて、かなり安心できました。

 

 

まずは、介護保険の認定申請です。