夫の病名を知ったのは先週土曜日。今日は喪失の予感でとても苦しいです。
昨日面会に行って、保険の解約書類などに記入してもらいました。
眼が見えにくいようで(老眼もあるかも)、手先もおぼつかず、何とか書くことは出来ましたが、来月は無理かも・・・な感じ。
ネットで調べると、これまでの経過から、夫は進行性核上性麻痺の中の「前頭側頭型認知症型」の可能性が高いようです。
前頭葉障害による認知症が前景に立ち、パーキンソン症状が次第に明らかになります。・・・これらの病型は、進行が比較的早い傾向があります。
(宇多野病院のHPより)
夫は転んだりはなかったけど、認知症・無気力が先に出ていました。
日本神経病理学会 脳・神経系の主な病気(2016/10)によると、
平均で発病2.7年で車椅子生活となり、4~6年で寝たきり状態となる。罹病期間は5~9年で、50%生存期間は5~6年である。
患者さんの半分は、5~6年以内に亡くなるってこと・・・?
それって、1年の人もいれば、6年の人もいるってこと…?
10月にトイレ事件でわたしが激怒したけど、あの頃には、大腸(便)の感覚が掴みにくくなっていたんだと思います。
長患いして苦しんでほしくはないけど、今のまずまず穏やかで、食事も美味しく食べられる状態は続いてほしいです。
でも、遠くない別れを覚悟しておかないといけないんだろうな、とも思う。それが辛いです。夫の病気を知ってまだ一週間。気持ちが追い付くはずない。
まだ話ができて、夫の認知もしっかりしている間に、出来るだけ会って、一緒に過ごしたいです。コロナがなければな‥とつくづく思う。面会できなくなるから。
これも、私にはどうしようもないことですが・・・でも、思う。
いつも会いたいなら在宅?って考えが頭をよぎりますが、私が潰れるから、この選択肢はない。ごめんね、夫。
夫が自力で歩いて、自分で自分のことは出来ていた入院前も、私のメンタルはつぶれかけていました。
自分で考えて、前のパート先に連絡して再就職したり、今のうちに出来る解約などの手続きを進めたり、夫の転院先を探したりが出来るのは、夫が入院しているから。
夫が入院して、数週間して、徐々に力が戻ったのだと思う。
夫も「家に帰りたい気持ちはあるけど、妻の負担にはなりたくない」と言ってくれているので、許してもらうしかないです。そう思いながらも、辛いです。
夫はこれまで私を支えてくれたのに・・・。
私の再就職も夫は心配していました。私が金銭労働に向かないとぼやいて、実際苦しい時期も多かったのを夫は間近で見て知っているので。
一緒には暮らせないけど、少しでも夫にとって安心できる居場所を作ること
わんこを守っていくこと
夫をちゃんと見送ること その後もしっかり生きていくこと
どうか近くの病院に入れますように。