シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

新型コロナと2020年の私

今年は良くも悪くもベースに新型コロナがあってのあれこれでした。

幸い我が家は経済的には影響はなかったので、淡々と過ごせたのだと思います。

 

夫がテレワークになって、最初は一人でのんびりする時間が無くなり煮詰まりました。秋ごろから夫の胃腸がおかしくなり、今に至っています。ネットで調べた範囲では、冷たい飲み物の飲み過ぎ、噛まない、早食い、運動不足が原因のようです。

コロナ太りを解消できたのはいいのですが、メニューに文句が多くなりげんなりしています。私の本音は、「よく噛まずにがつがつ食べるからだ!」です。

・・・コロナの影響と言えなくはない。

夫のテレワークで、夫引退後の生活のイメージがしやすくなったのはメリットです。

 

私個人は、パートを辞めるか考える時に影響がありました。

職場への不満に、「微熱続きで同僚が休んでいる=コロナ感染を否定できないのに、その旨の連絡がない」「職場の感染予防がずさんすぎる」が加わりました。

私はもうつきあいは全くなかったのですが、友人を通じて、中学時代の同級生がコロナで亡くなったと聞いて、改めて、「いつ死ぬか分からないのだから、自分が何をしたいのか、よく考えて決めた方がいいな」と感じました。

大学時代の先輩が、通勤時に飲酒運転の大型車に轢かれて亡くなったことも重なりました。

コロナのおかげで、ずるずる働き続けてストレスをためずに済んだ、とも言えます。

影響少なめとはいえ、コロナストレスはそれなりにあるので、立ち止まって考えるのもしんどいし、収入も減るからとそのままにしていた「仕事と自分問題」に取り組まざるを得なくなりましたから。辞めて3か月。後悔全くなし。

 

自己肯定感を上げる作用もありました。

これまで本を読んで考えてきたことが役に立ちました。ぐるぐる考えるのも蓄積すれば役に立つ。

先が予測できない曖昧な居心地の悪い状況でも、気持ちを楽にしたいがためだけに安易に判断はしないで、その居心地の悪い不安定さ・あいまいさに留まっていることの重要性。

必要以上に情報を自分に入れないこと。

落ち着かない時ほど日常のタスクを大事にすること。

 自分に言い聞かせて今年を乗り切る助けにしてきたことの殆どは本から学びました。

他人との接触で学ぶこともあるけれど、私の場合は、7~8割は本だし、他人から学んだこと、良い刺激をもらったことも、偶然の邂逅の賜物で、頑張って続けた関係(働き続けたとか、何かの会に参加したとか)ではなかったです。なので、無理に人間関係持たなくてもいいということを発見できたのはある意味コロナのおかげです。

 

内向的で家派な自分に「これでいいのだ」と思えました。自分ではOKと思ってきましたが、他人受けは悪く、”もっと外に出たら?”な意見が多く、微妙な気分になることもあり、悔しい思いもしていましたが、コロナ禍では、ストレスが溜まりにくく、生き残りやすい性向でした。

他人との触接や話す機会が激減しても、旅行やお出かけが出来なくても、イベントが減っても、影響は小さめ。メンタル病みやすい私が、セルフケアで超えられる波の範囲でした。2011年の震災の時の方が動揺が大きかったです。

これまで通り、わんこと散歩に行って、ご近所のわんこ仲間とは軽く挨拶して、日常に必要な買い物に近所の店に行き、図書館で借りた本を読み、手持ちの材料で手芸をする・・・コロナ前後でほとんど変わりなし。

 

 

感染力が強いとされる変異型なども出てきて、数年はコロナに翻弄されるのかな・・・。

 

自分にできることを淡々とやっていくしかないし、それでいい気がしています。

 

政治を見ていると自粛などに協力する気も失せますが、医療崩壊や、皆がやけになって自粛を止めて感染爆発した時に己に降りかかるリスクを考えると、自分の為に大人しくしていようと思います。