シンプルライフへの遠い道

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新型コロナの影響:現状対応の為の知識と智慧の出どころ

教養は幸運なときには飾りであるが、不運の中にあっては命綱となる 
                          アリストテレス

この言葉が身に染みる今日この頃

 

自分が感染したら夫やわんこはどうなる? 職場に迷惑かかるよね?

いや、私の生活では職場での感染の可能性が一番高いんだから、労災か?

段々新型コロナ感染が他人事ではなくなってきた3月は、私も動揺していました。

その最中、職場での「微熱続きで休んでいる同僚が出たことの連絡がなかった事件」が起き、職場のやり方への怒り・不満にコロナ不安が油を注ぎ、パート辞めたい病&怒りとして燃え上がりました。(そこで職場への厳重抗議もせず、辞めることもしないのが私の弱さか、慎重さか、決断力のなさか、思い切りの悪さか・・・)

 

その後は、微調整しながら割と上手く対処できているつもりです。多少のコロナ疲れはあるものの、メンタルバランスが崩れた感じはないです。・・・あくまでも、”いまのところ”は。

それを支えた考え方(知識や智慧)の多くは、先代犬との別れと、毒親との関係整理のために、本を読み漁り、自分でも考え尽くした過程で得たものでした。

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分からないものは分からないものとして置いておき、結論・判断を敢えてつけない

 

判断に必要な情報を整理し、その中で現在入手可能なものと不可能なものを分け、分かる範囲で”とりあえず今はこんな感じ”とイメージを掴むことで、不安と折り合いをつける⇒随時、情報を得て微調整を続ける

 

「すべてを正しく把握することは誰にも出来ない」ことをわきまえておく

 ⇒信頼出来る人の話でも鵜呑みにしない、自分の判断が正しいと思わない

 

何が不安なのか、何が問題なのか、それは本当に不安に思う方が自分のためになることなのか、それは本当に”問題”なのか?そうだとしたら、最悪の場合の自分への影響は?  と、一歩離れて、自分の心境や状況を整理するスタンスを忘れない

 → 整理するだけで、大抵のことは解決する

 

想定した「最悪」に備える(備えられる場合は、ですが)

 

他人の考えや感情は、それはそれとして静かに置いておく(無視はしないが、干渉もしない)

 

混乱するので情報を入れすぎない

 

規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、しっかり睡眠をとるなどの基本が一番大事。目の前の些末なこと(家事など)に集中する。

雑事を一つずつ処理することで、「自分には対応できる」を体験して、不安を小さくする。無力感を育てない。

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今回のコロナ対応で役立った考え方やHow toを整理すると、残念ながら仕事を通して得たものはなかったです。私にとって、仕事はお金を得る手段でしかなく、今後を生き抜く知恵の源泉にはならないようです。

これは智慧を得るという意味では仕事に価値がないというのではなく、私の問題。

そこまで仕事にまじめに取り組んでいないので、当然智慧も得られず、生き抜く力にはなっていません。

 

 

今回のコロナ騒動で、

本当に苦しんで、真剣に情報を取りに行き、考え抜いたことは、別場面でも生き延びる力になりうることが確かめられました。

 

私の場合は、仕事からはそういう知恵は得られそうにないので、働くことを私にとっての最大プロジェクト「”老いていく自分”と”死にゆく自分”に折り合いをつける」のための智慧を得るための一つの場と捉える必要はないことが確認できました。

 

この二つは、大きいです。