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新型コロナの影響:昭和な主婦の生存戦略・離婚回避策・自己評価

離婚したら自分が大変なことになるのは、以前からよ~く自覚しています。

寂しがり屋の上に、経済力がない。

いえ、今なら、パート先に、「離婚するので、社員にしてください!」と頼めば、してもらえると思います。人手が足りないし、未経験50代でも正社員で採用している会社なので。私の性格と働きぶりはこの2年のパート中の様子で分かっているので、「思っていたのと違った」になる会社側のリスクが少ない。どのくらいのお給料がもらえるかは分かりませんが、一人暮らしできるくらいはもらえる・・・はず。

ですが、自分が働きたくない&メンタルヘルス的に、働けない。

たとえ、離婚のときに年金分割し、財産も半分ずつに分けて別れたとしても、経済的に困窮して、心細い老後になる確率果てしなく大。

なので、離婚は回避したい。

 

夫は、経済的には困らないので、私ほど離婚を回避したいとは思っていないんだろうな~とずっと思っていました。

家事なども、散らかったままでも、汚れたままでも、栄養バランスが悪くても気にしないし、そのせいで病気になったら「仕方ない」で終わる人なので。

 

が、どうやら違うらしい。

確かに、仕事のある平日は、座って遊んでいたら食事が出てきて、掃除・洗濯も済んでいて、わんこの世話も、お金の管理も、自分の実家の法事の手配まで全部ノータッチで済んでいる。丸投げしていたら、これまでの手取りの三分の一が老後資金として貯めてある。

服が擦り切れてきたら知らないうちに新しくなっているし、ヘアスプレーが切れてきたら、知らないうちに新しいものが隣に置いてあるし。

 

この丸投げ・楽ちん生活を手放したくないらしい。私も働くのが楽しかったら、立場代わりたかったかも。

昭和な専業主婦の生存戦略に絡めとられている夫なのでした。

(全部家事を担い、夫をスポイルして、今更一人では暮らせない!と思わせることで、離婚リスクを減らす戦略)

 

 

コロナの影響で、生活が大きく変わったわけではありませんが、夫の仕事生活と、自分の主婦生活を比較できて、見方が変わりました。もちろん、夫は日ごろは窮屈なスーツを着て、通勤地獄にもまれる大変さがあることは重要な要素ですが、心理的には、夫は自分の私生活と仕事のことだけ考えていればいいので、頭の中はかなりすっきりでしょう。

私は、家事の采配、わんこの世話や健康管理、老後資金の心配、夫実家のあれこれの処理や今後の心づもり(義兄にはできないので、夫実家の火災報知機の更新依頼までやっています)、自分の仕事のこと、趣味のこと・・・一つ一つは小さくても、多方面にわたるので、頭の中が散らかります。そういう意味で、煩雑で大変。

 

主婦は楽しているとどこかで思っていましたが、そうじゃないな、夫は「会社員」私は「主婦」という仕事をしているのだ!対等だ!と思えるようになったのが、新型コロナ騒動(長引く夫在宅勤務)のありがたい影響の一つです。