シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

私は父が苦手です。

やりたいことも我慢して、育ててくれた恩は感じています。
小さい頃はよく遊んでもらったし、小学生の間は勉強もみてくれました。
殴られたこともありませんし、それなりに気にかけてくれていました。
進路を選ぶときも強要された事はありませんでしたし。
(って、世間一般の親が反対するような進路を選んだことはないですが)
大学の学費も出してくれましたし、親としての責務は十分果たしてくれたと思います。
・・・こうして考えると、親孝行にたまに電話したり、機会があれは気持ちよく会ったり出来たら、と思うのですが、出来ません。

会いたくないし、電話で話すのもイヤです。

父のことは、私の中で整理しなくてはいけない心の課題の一つです。

親としてはありがたいと思うけど、人としては付き合いたくないです。


私に対する態度には二面性があって、居心地が悪いのです。

姉の出産前後手伝いに行ったのですが、その件では、
「お父さん達は遠くにいて十分手伝ってあげられないから、代わりを頼む形になって申し訳ない。○○さん(私の夫)にも迷惑掛けた」
と、こちらを気遣うことを言います。

が、自分の要望を言う時は、こちらの都合や意見は全く無視です。

先日お墓を買ったらしく、見に来て欲しいと言われました。
今は姉の手伝い、ワンコの世話、自分のパートなどで手がいっぱいだし、両親はまだお墓に入るには若くて健康なので、既に買ってしまったお墓をすぐに見に行く理由はありません。少なくとも私には。
実家は遠いし。
しかも、常々兄夫婦に最終的な老後の始末を頼むと言っているのに、なぜ(父の言い方を借りれば)嫁に出た私に言うのか?
兄夫婦に言うのが先なのでは?
どうやら、仕事はパートだし、子供がいないので暇だと思っているようです。
「色々忙しいから無理だよ」と返事をすると、
「ちょっと週末帰省する暇くらいあるだろう」でおわり。

お墓を見に来てほしい理由を詳しく説明して説得を試みるとか、
こちらの都合を良く聞いてみるとか、そういった歩みよりはなし。
近所の姉の数時間の手伝いすら「すまないね」と言っていながら、泊まりで帰省しろ、と言う。
この矛盾は一体・・・

何だかね・・・
     私には、父の本性はこちらだと思えて仕方ないんです。
こんな例は記憶を掘り起こせばいくらでも出てきます。


母に対する態度もこういうことが多いです。
「冷蔵庫は母さんが使うんだから、母さんが使いやすい物を買えばいい」
と言いながら、自分で選んで勝手に買ってきました。
まだ、
「俺が選んだものを使えばいいんだ!」
と言う方が言行一致なだけマシ。

何だか、夜のお店のお姉さんみたいな感じ?(偏見ですみません)
耳に優しい営業トークはしてくれるけど、本音は”お金を沢山落として行ってね”。
商売なんだから、それでいいんだと思います。
でも、親子関係でそれはちょっと・・・
リップサービスはするけど、俺のために都合よく働けよ」ってこと?
私の解釈している父の本音はこれなんですよね・・・
真実は分かりませんけど。



親子関係を破壊するような暴言を吐かない様にするには、
「お父さん、育ててくれてありがとう♡」
と遠くで思っているのが今の私には一番いいようです。