シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

父親との話

父親には深く絶望。もう、生きている間に会えなくてもいいです。いえ、会いたくない。

父親の主張はこうでした。
自分は全く変わる気はない。おれのやり方を受け入れろ。


まず、私が距離を取っていると認識したのは、私が去年の年末宅配を受け取り拒否したときが最初だそうで。がっかりを通り越して、呆れました。
夫実家のことが大変だからだろう、と思っていたそうですが、手紙で夫実家のことに触れたことはなく、怪しいものです。

もちろん、「いうとおりにしないと親子の縁を切る」、「中絶なんかしとらんやろうね」と言ったことは覚えておらず、「話の流れの中で口が滑ることもある。」と開き直る始末。
「それでも、人には言ってはいけないことがあると、私は思うんだけど。」と反論すると、やっと
「覚えていないが、そう言ったのだとしたら、謝る。」と形だけの謝罪。

それですべてを水に流して、近況の手紙などは受け取り、はがきでいいから返事をくれるくらいの付き合いは親子なんだから当然だ、という主張。

私が、
「今はすごく怒っていて、手紙などが来ると更に怒りが募って、嫌いになるので、止めてほしい。」
と言ったところ、
「そうなると、親の生死も分からんってことになる。」
          ・・・いや、そういう重大事までは含めてないんですけど。

「親戚に娘の近況を聞かれたら、答えられる自分でいたい」
「この年になると、子供や孫との交流が生きがいだから、それが途絶えると、心が弱ってしまう」
と、まぁ、あの手この手で自分の主張を通そうとするのも、ある意味想定の範囲内でした。

「それは、お父さんの問題だから。
 これまでの言動の結果なんだから、引き受けるしかないと思うよ」 と突き放し、
「じゃあ、私がストレスで病気になろうがどうでもいいってことなんだね。」 と脅し返し、
私もあの手この手。  
                                       
ついには、「今自分が求めている手紙のやり取り程度の付き合いを受け入れるか、実質絶縁か」と選択を迫ってきたので、
「それなら、実質絶縁やむなし」と答えると、そうなるとは思っていなかったらしく、
「葬式くらいは出てくれるんだろうね」に飛躍。
「そのつもりはあるけど、確約はできない」と返事をして、父親との話は終わりました。


少なくとも数年は手紙は出さないが、気持ちが落ち着いたら、薄い付き合いから再開したいとか、そういう妥協点の提示があれば、まだ考えようもあったし、きっぱりはねつけることもできなったと思うけど、自分の主張が全部通らないなら絶縁という論法に、この人とは本当に無理だとよくわかりました。


自分の言動は、「覚えていない」と形だけの謝罪で誤魔化す
老親を捨てる罪悪感を掻き立てる方向にもっていき、服従させようとする
 
何だかね。もう、想像通りの展開で、笑えました。
でも、言いたいことの一部だけでも言えたし、彼がどんな人が良くわかったし、大きな成果でした。