喪失についての本。
印象に残ったのが、「ほどよし」「灰色」
白か黒か、ではなく、まぁ、こんな感じで支障はないかな、のレベルでOKとする、
というもの。
完璧主義に走って自滅するのが私のパターンなので、
「こうやって基準をゆるくするのも大事だな」 と再認識。
気持ちの整理でも、日常生活がそこそこスムーズに送れれば○、と考えれば、
時々大きな感情の波にさらわれても、「こういう時期もあるよね」で受け入れて、問題視せずに済む気がしました。
私は、「夫が先だつ」はまだ考えておらず、
「親が死ぬ」は恐れていません。既に、私の思う”親”はいないという現実を受け入れる
”喪の作業”はある程度終わっているから。
一番恐れているのは、「わんこの喪失」です。
残念ながら、奇跡が起きても「10年後」はなく、余程の幸運が重なれば「5年後」があるかもしれない、が現実です。
今日かもしれないし、2年後かもしれない・・・というのが、現実にいちばん近い状態。
この現実を自覚していることと、「その時」をスムーズに受け入れられるかは全く別ですが、
別れをコントロールすることは出来ないので、少しでも後悔が少ないように、今を味わうように、と思うのが精一杯です。