シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

親の家を片付ける   ゆうゆう特別編集

ある日突然
膨大な老親の荷物や家の整理と処分が
あなたの身に降りかかってきたら、どうしますか?
 
という副題がついています。
私の場合、「業者さんにちゃちゃっと捨ててもらえば一日で片づけ終了~」と思っているので、「親の家の片付け」は気にしていません。親への愛は減る一方なので、執着なし。
(費用は、夫実家は頂き済みの義母の遺産で賄えるし、自分の実家は、兄弟で折半 or 遺産か実家を売った費用から出すかな~とぼんやり考え中)
 
自分の物減らしのモチベーションになれば、と読みました。
 
この本に出てきた例の殆どは、副題通り、膨大な荷物を親に代わって片づける話なのですが、
二つお手本にしたい親が出てきました。
その時の自分の体力やライフスタイル、子供の希望(将来実家に住む気があるかなど)を確認して、自分でものを処分した人たち・・・。
この実例を読んで、「あてにする人(子供)がいない不安」がまた一つ減りました。
結局は、「自分で自分の人生始末をつけるしかない」と腹をくくって準備できるかどうかで、子供がいるとか、持病があるとかはあまり関係ないと分かったからです。
自分で出来る準備をする覚悟があれば、支援をうまく利用すれば大抵のこと(高齢者向け住宅を探して移るとか、死んだ後のあれこれの手配とか)は出来る世の中になってきているし、今後はますますサービスも充実してくるでしょうから、「腹をくくれるか」以外はさほど心配いらない気がしてきました。
 
認知症になったり、思うように動けない病気になったりしたら困りますが、40代には40代の、50代には50代の準備&心構えの仕方があるし、少しずつ備えておけば大抵の場合は何とかなるかも、と希望が見えた気がします。
 
 
 
もう一つ基準をもらったのが、「趣味のものをどうするか」
「完成品をどうするか」と「相変わらずの物欲をどうするか」が悩みの種です。
完成品は、死後業者に捨ててもらえばいいや、と割り切って、手元に残しています。
(そもそも、場所ふさぎを気にして配るほど完成していない(^_^;)
区切りの年齢になったら、自費で「作品集」を作って、実物は処分しようかとぼんやり考えています。
 
問題の「物欲」
既に一生分の手芸関係の「買いだめ」があるのに、まだ買っています。
今後は、「気に入ったから」じゃなく、「老後、施設に行くときにも持っていきたいと思うほど完成させる気満々か?好きか?」を基準に考えようかと思いました。
今手持ちのもの(完成品、手つかずキット)で、「6畳一間の高齢者住宅に入るときも持っていきたい」と思うほどのお気に入りは片手でたりるし、ちょっと広げても両手で十分です。
今、「欲しいものリスト」に上がっているものも、この基準で行くと、「手持ちのものを完成させて、まだ欲しくて、まだ売っていたらでいいかな」なものばかり。
 
買い物病の持病(?)があるので、発作が起きたとき、どこまでストッパーになってくれるか分かりませんが、心にこの基準を刻もうと思います。