副題:極少食の威力
編訳・解説:中倉玄喜
著者はルネサンス期に極少食を実践して、当時としては異例の102歳の天寿を全うしたイタリア貴族の男性。
暴飲暴食の結果、40代で生死の淵をさまよい、医師のアドバイスで極少食を実践して健康になったそうです。
食事については、色々と説があって、正直どれが正しいのか、自分に合うのか分かりません。
少食も、胃腸に負担をかけないように、腹八分がいいよ、というのは納得もするし、やってみようと努力中ではありますが、コルナロさんレベルの極少食は、私には厳しい…。
ここまで減らす(一日350gの固形物(パンや野菜)と、400cc程度のワイン)と、空腹のストレスの悪影響の方が大きい気がします。あくまで、私には。
ただ、80代・90代になっても頭は冴えて、体もよく動くし、幸福感に満ちて元気っていいな~とは思います。
老衰で亡くなるのは、不安や苦痛が少なくていいよな~。
本当に極少食がいいのかは私には分かりませんが、逆は、周りの実例を見ているので、言えます。
・長年の暴飲暴食は生活習慣病を招き、老年期の生活の質を著しく低下させる。
・命に直接かかわるものでなくても、重い持病のある人の方が、鬱っぽくなりがち。→ 幸福度の低下。
体が思うようにならないストレスや、将来への不安などがそうさせるのだと想像します。
・元気な間は「太く短く」と言って、食事に気を付けていなかった人・・・栄養バランス無視とか、
飲みすぎとか・・・の殆どが、60代以降、何らかの病気になっている。病気になった人の多くが後悔している。
とぎれとぎれでも、腹八分、よく噛んで食べる、ジャンクフードは避け、野菜を多めに食べる、よく歩く・・・こういうことは実行していきたいと思いました。