シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ ブルックス・パーマー著

署名の通り、片付け本。捨て方、整理の仕方ではなく、捨てられない理由など心の問題に焦点を当てた本でした。

片付け本を読む暇があったら、一つでも捨てなよ、と自分に突っ込みながら読みました。なぜ捨てられないのか、どうしてここまで買い込んだのかを考えるより、目の前の物を減らすことの方が重要なのですが、私の場合は、メンタルな背景が自分の生きづらさや、気づかない(ふりをしている)けど、本当は目を向けて向き合いたい課題と結びついている自覚もあるので、完全に無視もしたくない、バランスが難しいところです。

考えながら片付けていくのがいいのかな。

 

外面のガラクタとは、自分が抑圧している心の中の思い(内面のガラクタ)から注意をそらすモノのこと。何かを避けていると、それはますます大きくなります。心の中がガラクタでいっぱいになると、混乱が性格に表れます。強迫観念や優柔不断などです。 

多くの人はモノを所有することによって心の中のむなしさを覆い隠そうとします。

モノはあなたを幸せにしてくれません。自分を大切にするときに幸せを感じるのです。

・人生を変えるの必要な変化を妨げているのは何ですか?

・本当は大切ではないのに、それにしがみついている理由は何ですが?

・何かにしがみついて身動きができなくなっている原因は何ですか?

★周囲のモノの価値を検証しよう。「そのために自分が窮屈な思いをして生活が犠牲になっていないか?」と問いかけてみる。心を開いてモノの価値を見極めよう。

自分の思い出と正直に向き合ってください。思い出はもはや現実ではないという事実を認識しましょう。どんなに楽しかったことでも、それはもう終わったことです。思い出は実際の出来事の残像にすぎません。過去に失ったことがどれだけ惜しくても、過去は戻ってこないことを受け入れるほうが得策です。

・それがあることで快適さを感じるか?

・それは生活を向上させてくれるか?

・思い出を美化するために、それにしがみついているのではないか?

・現在の目標の妨げになる過去の遺物にしがみついていないか?

 

 理想の自分を追い求めるあまり、自分はまだ不十分だという思いを強化する結果になっていることがよくあります。

 ぐさりときました。向上心があるのは良いこと、という思い込みがあります。それは”自分は今のままではダメだ”と表裏一体かも。