シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

20代にしておきたいこと17  本田健著

この本は10代向けからあるそうですが、20代~60代と読み進めてみました。
今、専業主婦になって「人生の秋休み中」なので、今後の参考になるかと思って。

20代は、失敗してもまだやり直せるし、パワー(気力・体力)もあるので、いろいろなことに挑戦したり、別世界の人と会ってみたり、恋愛にエネルギー注いでみたり、学びの枠を拡げたりしよう! な提案でいっぱいでした。

「両親と和解しよう」ともあって、ちょっとな…と思いましたけど。
和解しよう、と提案する理由が、わだかまりが残っていると、今後の人生で気づかないうちに心理的に障害になって、人生に悪さをするから、自分の為に親と和解しようと言っていて、それはそうだな、と納得はしましたが、

自分を殴り続けた父親に対して、「本当は子供を愛していたのだ、ただ、自分も殴られて育ったせいで、殴るというスキンシップしか取れなかったんだ。」と解釈(自分を騙しているとしか思えないのですが)している男性の話が出てきて、がっかりしました。
子供を殴り続けた父親も、「子供や家族を愛したい」気持ちはあったのかもしれませんが、殴り続けた時点で失格です。

ちょっとした気持ちの行き違いを放置しているせいで、親としっくりこない人には、「和解しよう、親と話してみよう」はいい提案ですが、20代の毒親持ちにこの提案は、「親と和解できないと、人生開けてこないよ」と言われているように聞こえてしんどいのではないかと思いました。