シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

目標が「今年は死なない」な人たちを生んだもの

先日TVにphaさんが出ていました。phaさんは程よく脱力していて、気を楽にさせてくれるので好きです。

その中で、phaさんが中心になって運営しているシェアハウスに出入りしている人たちが出てきて、
「今年の目標は死なないこと」
(文言がそのままだったか忘れましたが)
と言っている人が何人もいました。

事情はそれぞれでしょうが、実家がセイフティーネットじゃない人たちなんだろうな~と感じました。


無意識にせよ、自分の憂さ晴らしや見たくない自分から目をそらすために子供を虐待(不適切な扱い)して、生きづらさを植え込んでおいて、大人になったら、「不適応は自己責任」と言って放り出す or いつまで経っても過干渉・・・こんなやりたい放題するなら、子育てはなんて楽な稼業なんだろう。お金や手間はかかるだろうけど。

わんこでも、私から見ると虐待(散歩にめったに連れて行かないとか、苦痛を取り除くための最低限の医療も受けさせないとか、かまってあげないとか)しておいて、「自分は犬が好き。かわいがっている。」と本気で思っている人たちがいる。「飼ってみたら、実は面倒で、あまり好きじゃなかった」と自覚する人よりたちが悪い。
こういう飼い方なら、わんこを飼うのは大変じゃない。

結婚したら豹変して、パートナーをないがしろにする人たちがいる。
結婚生活が破たんしたら、相手のせいなのかな?


先日読んだ M.チクセントミハイさんは著書「フロー体験」で

人は自分の配偶者が人生を分かち合うに値すると考えるから結婚するのであるが、結婚後は、そのことが事実であるかのようにふるまわなければ、夫婦の共同関係は時とともにその価値を失うだろう。

と述べています。

子供やペットについても、現在の日本なら、「手間暇愛情をかける対象が自分には必要だから」と迎えて、迎えたら(授かったら)そのようにふるまうことが必要だろうに・・・この前提がない人たちが多すぎるのかな?
中には、自分の子供には自分がしたような辛い思いはさせたくないと心から願いながらもそうはいかない(できない自分を後から発見する)場合もあるわけで、簡単に決めつけられないですが。

それでなくても生きていくのは大変なのだから、「死なないでいることが目標」な、ぎりぎりのところにいる人たちが少しでも楽になる社会、そういう状況に追い込まれる人が一人でも少ない社会になってほしいです。

と言って、具体的に何かしているわけじゃないですが・・・。
せめて不機嫌を世にまき散らすのはやめようと思っています。
他人が苦手な人(自分も含めて)は、他人の不機嫌が自分が原因でないと分かっていても怖いから。
怖いことが多いと、ますます世に出ることが出来なくなるから。