シンプルライフへの遠い道

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担当患者さんの死 その2

3か月弱の入院後亡くなった在宅担当の患者さん。

飲み残しが多くて、レジ袋4個分の薬を回収したことがありました。期限を考え、使えそうなもの、薬に期限が記載されていて使えるものは保管していました。

処方が出た時、処方が30日分でも、残薬があれば処方日数を減らしてもらい、預かり分と足して処方日数分持っていく、というやり方で消費していきます。

が、亡くなられたので処分です。

一度人の手に渡ったものを、他の患者さんにお渡し出来ないので、流通が滞りがちである意味貴重な薬でも、処分。

 

山盛りの残薬の整理は手間がかかったけど、薬を飲まない・飲めていないことを開示しても嫌な反応は返ってこないかな?という程度には信頼はしていただけたのかな、とちょっぴり嬉しかったことを思い出しました。

 

中国に娘さんがいるらしいけど、近くに身内や世話を頼めるほど親しいご友人はいない方でした。どんな思いで過ごしていたのかな~。

考えても分かるわけもないのですが、時々ふと考えてしまいます。

 

初期がんが見つかって手術したり、珍しい肺炎になって隔離室に入院したことがある友人が、特に入院中は生死について考えたけど、分からなかったと言っていたのも思い出しました。

季節柄か、他の方の担当在宅患者さんも亡くなられる人が多くて、複雑。