シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

逃げる技術 根本裕幸著

副題:ぎりぎりまで我慢してしまうあなたへ

書名通り、現状から逃げたいな~な気持ちで読みました。

なぜって、

    「私はぜんぜん大丈夫じゃない」し、「これ以上、頑張りたくない」から。

逃げられない人に多いのが、頑張ることが好き、自立の問題(人に頼れない)、期待に応える、頭で考える、罪悪感(自分が悪い)、意地とプライド、我慢することが癖、無価値観(自分には愛される価値がない)、とても厳しい自己評価基準(まだ大丈夫という過信)、理想主義、犠牲
自分に当てはまることばかり。

この二つは特に強く自覚しました。

理想主義:いつも「こうあるべき」という理想の姿を求め、そうなるよう自分をコントロールする。常に今の自分を否定する。「それは自分がやりたいことなのか、自分にできることなのか」自問しよう。「自分で自分を1日5回以上褒めよう」

頭で考えすぎる:心の声を無視する。感情の抑圧を防ぐために、吐く息とともに感情を吐き出す。もやもやをノートに書きだす。

 

(心理学でいう)逃げる:今感じている感情から意識を逸らし、感じないようにすること。⇒その場から一歩引くこと。向き合うのにもタイミングがあるので、逃げることも必要。

「逃げてもいい」「弱くても大丈夫。弱くてもいい」「今まで十分頑張ってきた」「そんなに頑張らなくても大丈夫」「私は十分人の期待に応えてきた。もう誰かの期待にこたえなくても大丈夫。私は自由で、自分の意志で選択する」「私は私を愛します。私は幸せになることを自分に許します」など、アファメーションを声に出すことで、自分の潜在意識に教えてあげよう。1日20~30回。

「限界を認める」「役割から逃げる」:できないことで自分を責めない。自分の限界に気づくには、日々、自分の心の状態と向き合う時間を作る(1日30分が理想。瞑想がお勧め)。「自分はどうしたいのか」自問する。

自分軸を取り戻す:主語を明確に。「私は水を飲む」「私は○○したい」など

嫌われるのが怖い:自分が孤独になるから、自分が自分のことを嫌っているから。

「もし、自分のことしか考えなくていいなら、○○をしたい」を自問。

やめるという選択肢を持っておく。

 

この本を読んで、わたし疲れているな~とつくづく思いました。

実際に「私はぜんぜん大丈夫じゃない」など何度も声に出してみて、はっきり自覚しました。

私が何とかしなくちゃ!私が頑張るしかない!!と、本音ではやりたくないし、しんどくて抱えきれないと感じているのに、自分に圧力かけて、かなり無理していました。できない自分を責めたり、頑張っていることにまで、「まだまだそんなんじゃだめだ」とだめだしして自分を虐める始末。

 

この本を参考に、自分をいたわって、自分の気持ちを確かめながらゆっくり進んでいけたらと思います。