私が接する情報では、「やりがいのある仕事に出会いやり遂げる」な感じ。「仕事」は金銭労働に限らず、子育てても、趣味でも、何でもいい。
自己が本来もっている真の絶対的な自我を完全に実現すること。
転じて、自分の目的、理想の実現に向けて努力し、成し遂げること。
ネットには沢山の説明があるのですが、私がイメージしていたのはこれが近いかな。
でも、違和感がずっとあります。
「達成することが目的」なのは、何か違う気がします。
私個人としては、結果より過程にフォーカスしたい。
思索と現実への働きかけ（体験・行動すること、その結果を感知すること）をおおむね交互に繰り返す無限ループの中に居ながら、己自身と徐々に繋がっていくこと・・・自分自身に近づいていくこと、無意識も含めた”自分”を知覚できる状態になっていくこと・・・こういう感じが、私にとっての「自己実現」です。
なので、「自己実現のためにやりたいこと（仕事）をみつけよう！」という論には凄く違和感があります。
いやいや、働くことにそういう価値を見出したいと思っていない人はどうするのよ？ と思うから。
何かの行動と、己と繋がる（己を知ること）は別な気がするから。
やりたいことをやっているうちに、その人の「自己実現」に至ることはたくさんあると思いますが、それは、好きなこと、やりたいことをやりながら、己と繋がった人（これが自分のやりたいことだと納得できる状態にいつもいられるように努力してそうなった人）の話なんじゃなかろうか。
私のイメージする「自己実現」は仏教でいう「悟り」の方が近いのかもしれない。
