シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

必要な時間

自分がACだとはっきり気付いた時、正直、「何でもっと前に気付かなかったんだろう。うすうす感じていることは一杯あったのに!」とくやしかったです。
人生十年単位で無駄にした気分でした。
訳の分からない欝にずーっと苦しんできたのですから。
 
気付くまでに、必要な時間だったのかな~と今は思えます。
 
今の家庭という居場所を得て、自分なりに色々やってみて、「自分は親にならずに生きていく」と最終決断して、やっと「自分にはトラウマがある。」にたどり着けたのだと思います。
 
独身時代に気付けなかったことには以前から納得していました。
 就職までは、生活の全てを親に依存していたし、就職後も、何か大きな問題が起きた時は親  が相談に乗ってくれるだろうと何となく当てにしていました。
 親に依存している間は、相手を拒否する感情は封印するのも分かります。
 
結婚後は、
 引越し先での新生活とパートに慣れる→子どもをどうするか考えた → わんこを迎え、しつけに奮闘 → 手芸教室に通い始める → 最初の教室に飽きてきた時、今の教室に通い始める → 姉の出産・子育て手伝い
 
こんな流れでした。
数年ごとに何か始めて、落ち着くと「この変な鬱々何とかならないかな」と新しいことに向かう、を繰り返してきました。
 
結婚後数年してから、理由のない気分の落ち込みや鬱々が出るようになりましたが、自分でも理由が分かりませんでした。
 
20代終わりに、「子どもはなし」と決めたつもりでしたが、心のどこかでは、「30代半ばまでは方向転換も出来る。」と思っていました。
締め切り(?)ぎりぎりに姉が妊娠して、「自分はこれでいの??」と凄く動揺して考えました。
夫とも色々話して、「子どもはいなくていい」に落ち着くのに年単位の時間がかかりました。
今は納得できているので、あの時きっちり悩んでよかったと思います。
中途半端で放置して、「もう40過ぎたから無理」と年齢に終止符を打ってもらっていたら、こういう表面にある課題に隠されて、自分がACだと気付けなかったかもしれません。
 
逃げたり、考えたり、自分なりにやって、今にたどり着いたんだな~