シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

ないものねだり

これも昔からの心の癖です。
 Aさんのやさしさ  

 Bさんのおしゃれなところ 

 Cさんの頑張っていること 

 Dさんのしゃれたインテリア

 Eさんの仕事に打ち込む真摯な姿

 Fさんの見事な作品群

      ・・・

(その人とのお付き合いの深さはまちまちで、
 中には私がネットを通じて一方的にファンになっている方もいます。)

 ぜ~んぶ! 真似したくなっちゃう

 当然、出来ない。私は一人しかいないんだから。

 Aさんも、Bさんも、みんなみんな、自分の限られた条件や力の中で、
 私が憧れる一面を磨いていらっしゃる。

 それなのに、つい、あれも、これもと真似したくなっちゃう。

 出来なくて、凹む。
   時間の使い方が悪いのかな~
   やっぱり色々手を出しすぎだよね。どうして私ってこうなんだろう?
   

 手芸でも、あれこれやりたくなって試すのはOKだけど、
 一回やって気に入ったら、一気に材料や道具揃えちゃって、
 数ヵ月後には「ライフワークですか?」状態。
 その頃には別に興味が移っていて、そろえたものは恥かいています。

 のめりこみすぎるんだろうな~
 自分の状況、考えながら、少しずつやればいいのに。


 仕事でも、今は大丈夫ですが、昔は、もっと勉強しなくちゃ!と
 空回りしていました。
 専門雑誌などにある「理想の姿」と現実の乖離に焦って。
 でも、パートさんとして働くだけなら、このとき思っていたお勉強より、
 接客技術の向上の方が役に立つし、お客さんにも喜んでもらえる。
 現実をよく見直して検討もせず、理想の姿に心揺さぶられて、焦ってたな。


これは、自分に自信がないからなんでしょう。

自分に自信がないし、今の自分にある程度満足もしていないから、
他人の輝いている様子を見て、すぐ、

 「このままじゃいけない!こんな素敵な道があるなら、やってみなきゃ!」

と、これまでの自分の積み上げてきた物を捨てて、別の道を探そうとする。

こういう自分に、昔から気付いていました。
自信がついたら、もう少しどっしり構えていられるんだろうけど、
どうすれば自信がつくか分からない。
で、課題としてそのまま残って今に至ります。


[自信の付け方]
  何かこれなら、私は出来る!っていうことを作ろう!っていうけど、
  私の場合、それだけじゃ駄目のようです。

パートとは言え(生活がかかっているわけでもないし、すぐに次の仕事が見つかるのに)同じところで10年以上働いているのも、ある意味、人間関係の綱渡りを頑張ってきたから。

手芸は、素人の趣味ですが、教室に通い続けているのも、一つ頑張っていること、ではあります。
(恐ろしく宿題の多い教室なので(^^;)

わんこの世話も、体張ってやってます。
わんこが体が弱いのは私と夫のせいですが、それでも何とか苦痛少なく過ごせているのは、手間・暇・愛情をかけているから。

経済的にも、労力的にも、幸い周りに迷惑かけずに何とか生活しています。
これは、ありがたい運が大きいですが、買い物依存なりに浪費を控えたり、美味しい仕事にありつけるように子供の時に真面目に勉強して資格を取ったから。

挙げてみると、そこそこやってますよ~と言えることは幾つかあります。
でも、自己評価が低いと言うか、自信があまりない。
プライドはあるけど、自信がない。
(侮辱されると怒るけど、自分で自分を大丈夫、とは思えてない)


[自信のない理由]

一つは、自分の感覚を無視するように育ってしまったから。

  自信って、自分で「これでいいんだ」と思えることなのに、
  自分の心の声に耳を傾けずに、身につくはずもないです。
  
  自分なりに頑張っていると思うことはあっても、なかなかそれが自信に
  繋がらない。
  で、誰かに褒められたり、認められたりすることを通じて、
  何とか自信をつけようとしてきたみたいです。

  自分の感覚を自覚する練習はしていますが、なかなか難しいです。
  嫌悪感や怒り、大きな喜びなどは感じることが出来ても、
  じんわり湧いてくるものにはなかなか気付けません。
  まだ時間がかかりそうです。


一つは、褒め言葉を素直に受け取れないから。

  褒め言葉を素直に受け取れれば、自信を付ける助けになるのですが、
  それも私には難しいです。
  
  ACだって自覚して、その理由が分かりました。
  自分の親に、心から褒められたことが殆どなかった。
  親が褒める時って、自分に都合の良い時?
  簡単に言うと、「”私を”満足させてくれたね。ご苦労さん」
  友達が、自分の損得関係なしに褒めてくれたり、祝福してくれる時、
  自分に向かって拍手してくれているのが分かります。
  私の親の場合、私を褒めている時でも、私のことは見ていなかった。
  うんうん、良かった!と言いながら、自分の満足に浸っているだけで、
  こちらは見ていない。
  褒められるってどういうことか、分からなかった。

  褒められると、「裏があるのか?」とまで思うこともあります。
  慣れていないので、嬉しいながらも、すっごく居心地悪いです。
  そんな自分もイヤになります。
  根っこで、自分は「本当に褒められること」には値しないと
  思い込んでいるみたいです。


こういう心の癖、そのたびに立ち止まって、
 「言葉通りに受け取っていいんだよ?
  がんばってきたじゃない。」
 と自分に言い聞かせています。


    こういうちょっとしたことも、スムーズに行かないように
    育ってしまったんだなぁ。
    
    あの人たちと距離を取ることに罪悪感を感じる必要なんて、
    全くないな! と毎度改めて思います。

    それなのに、時々、
    「ちょっと自分が我慢してご機嫌とっとく方が楽かな」
                   なんて考えが頭をよぎります。
    苦痛でも、慣れたやり方に戻ろうとするみたいで。

    自分を貫くように励ます毎日です。

  
    心穏やかな暮らしへの道は険しいです。
    それでも、心穏やかな生活を目指しているって言うだけで、
    十分頑張っているじゃないの? と自分に言ってあげよう。