この本はまだ読破できていませんが、印象に残っている部分。
「支配者は、しぶしぶ服従されたり、力ずくでねじ伏せるのは好まない。
相手が、喜んで、自ら進んで自分に従うようにさせたいのだ。」
という表現がありました。
父はこれだ!
会いたいとか、たまには電話をくれとかいいながら、
自分からは、手紙はよこしても電話はしてこない。
本当に会いたいなら、去年も、今年も、直前になって or 自分たちが
こちらに来てから、もう一度会えないか聞いてくるとかも出来るはず。
そういうことは一切しません。
そのくせ、「大丈夫かと”毎日”お母さんと話していた」とか、
嘘を平気でつきます。耳が腐る。
どうしてかな?と思っていました。
自分が動く気はないんだとは分かっていましたが、
口では、哀れな老人のフリをしたり、弱音を吐いたりするのが
よく分かりませんでした。
プライドあるなら、空威張り位して見せたら?
哀れな、寂しい老人のふりは、隷属させる為の演技なので、いくらでも出来るんですね。
自分が下になるんじゃなくて、単なる戦略の一つだから。
実際に、自分から相手の声を聞くために電話したり、
何度も下手に出て、相手の都合を”お伺い”したり、
「会って欲しい」と”頼んだり”するのは、自分が低い立場になるので、
絶対にやらない。
自分の優位性を保って、結局はこちらが自分の言うとおりに動くのを確認して、自分の上位を確認したい為なんだろうな~
(もちろん、無自覚でしょうけど)
別に、私や夫に会いたいわけじゃないんだと思います。
母は、自分の優位性や支配力にはあまりこだわっているようには感じませんが、自分の許容範囲外の対応を受けるくらいなら、付き合わない方がいい、って感じです。
母のキーワードは「不安」
自分の不安感を掻き立てるものは「敵」らしい。
まぁ、これは私も含め、多くの人にとってそうだから、仕方ないですけど。