1999年初版の翻訳本。
家庭と職場のモラハラについてとても詳しく書かれています。
この本は正直読み進めるのが辛かったです。
まだ自分の中で消化し切れていないのですが・・・
幾つか感じたことは、
「自分はモラハラ被害者のタイプだったな。」
加害者が獲物に選びがちなタイプ、という意味です。
今は違ってきた、と思います。
不健康に他人の意向や機嫌を気にしなくなったし、
「この人からは不健康な心の気配がする」と自分が感じたら、近づかない を選べるようになってきました。
以前は、「先入観は良くない」とか「どんな種類であれ、他人に悪い判定をするのは良くない」ときれいごとを言い訳に、自分の勘を無視していました。
単に、自分が拒絶されるのが恐くて、イヤだな、と感じたひとからも距離を取れなかっただけなんです。
最近は少しずつ自分の勘を大事に出来るようになってきました。
もう一つ、「モラハラ店長への対応は正しかった。」です。
下手に筋を通そうと反論したり、抗議したりせず、基本的に無視していました。
最低限のことしか話さないように気をつけつつ、
ケチをつけられないように、礼儀は守っていました。
あの時自分に出来たベストだったと再確認です。
下手に刺激すると、相手の怒りや憎しみをかきたてるだけだったし、
諸事情から社長が助けにならない(店長に非があっても、パートの私を切り捨てる)のも
想像がついていたので。
それでも色々言われたし、されたけど、被害は少なくて済んだのだろうと思います。
「私の両親はモラハラだ。」も、確信になりました。
父親がそうなのは知っていましたが、母親もそうだと確信が強くなりました。
自分で自分のマイナス感情と向き合えないので、
マイナス感情は全て他人に押し付ける
これです。
誰でもある心の動きが、病的なレベルになっているのがモラハラですが、
私の親は残念ながらそうなのです。
離れて正解。