シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

32回目の月命日

今日は夫の32回目の月命日。

先輩未亡人お二人と野菜市に行き、その後一緒にランチ。午後は急に思いついて髪を切りに行きました。すっきり。

今のところ、落ち込まずに済んでいます。

 

数日前、TVで高齢者虐待について報道していました。

加害者の9割以上が親族で、息子が4割、夫が2割な感じだったかな。

色々な要因があるようですが、男はダメだな、と思ってしまいます。我慢しろ、ではなく、変なプライドを捨てて相談しようね、とか、自分にはできないことを認めるところから始めようよ、とか、そういうこと。(偏見に満ちていて、ごめんなさい。)

私が病気になったり、要介護になったりしても、夫はあまり世話はしてくれないだろうな・・・と思っていたことを思い出しました。無理はせず、施設にお願いしてね、とお互いに言っていたけど、症状が出てから施設に入るまでの時間がね・・・。

夫のわんこに対する態度を思い返しても、「わんこのためにちょっと頑張る」がない。(本人は頑張っていたつもりだろうけど)

私がすごく体調が悪いから代わりに散歩を頼んでも、「散歩なしっ!」と言って行ってくれなかった。散歩なしが続くとさすがに言ってくれたけど、頼むとこういう断り方をするから、すごくもやっとしていました。

気に入らないとむっつり黙って不機嫌オーラ撒き散らしたりしそうだな・・・そんな予感も。助けが必要な状態の自分は、見捨てられたと感じて、惨めだろうな~と思ってた。

 

もうそんな心配はしなくて良くなったね、自分。

いざそうなったら、在宅担当だった方の旦那さんみたいに、周りが心配するくらい奥さんの希望優先でお世話してくれたかもしれないし、それは分かりません。

分からないことを考えても仕方ない。

でもね・・・これまでの生活で、動かないどころか、気づきもしないだろうな・・・気づいても、指示しないと動けない(本人は想像力がないからと言っていました)、ネットなどで調べようともしない。

何だか不公平だな~と思っていたなぁ。

 

そういう心配もなくなったよね。

いない人に世話してもらうことはできないんだから。

 

 

夫がいなくなって、寂しいとか、辛いとか、哀しいとか、そういう気持ちの中に、ひとりになってしまったのも悪いばかりじゃないな、と思っている自分もいて、そういう自分を嫌悪しつつも、それが本音だから仕方ない、そういう関係になったのは私だけの責任ではないとも思っていて。複雑。

そりゃ、腹が立つこともあったけど、やっぱり好きだったよ~~

ずっと一緒にいたかったのに~~

って、叫んでいられる人が羨ましいです。