シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

医療不信 話を聞いてもらった感が薄い

ここ半年続いている咳は、昨日「喘息」と診断がつきました。

夫には、呼吸器専門医に診てもらえとずっと言われていたのですが、医者を探すのが面倒なのと心理的ハードルが高いのとで、聞き流していましたが、腹をくくって病院を変えて良かったです。

私の中では、
    話をまともに聞いてくれる医者に当たる確率は、半分以下。
    納得のいく診断・治療に結びつく可能性は三分の一程度。  
外れが多く、心理的負荷が大きいので新しい病院には行きたくないのです。

嫌な思いをしてきた症状は二つ。
一つは、年単位で続いた微熱やだるさ、思考力の低下、のどの違和感など(軽い慢性疲労症候群だったと思っています)で何件か病院に行ったし、検診の時の問診でも相談したけど、まともに話を聞いて対処してくれたと思えた医者はいませんでした。
一通り検査して、「異常なし」で終わりならまだいい方で、「ちょっと平熱が高いのかな?」でスルーされたりもしました。(体がダル重くて動けないんだってば!と叫びたい)
「自分には診断・対処できない=病気じゃない」じゃないだろう!!と怒りが溜まっていました。 
診断がつくときは、感じのいいドクターでも、診断がつかない症状を訴えると違ってくるんですよね…。

それでも、慢性疲労症候群は、認知度も低いし、自分でも確信がなかったし、そうじゃない方がいいという思いもあったし、詐病不定愁訴扱いにされるのも仕方ないと諦める面もありました。



もう一つ、いつもモヤモヤしていたのが慢性の咳。
聴診と問診だけで、「喘息・咳喘息じゃない」と言われるのが、納得できませんでした。
実際、数年おきに同じ症状がぶり返しているのに…。
検査して、「あなたの数値ではこうです」とか、「こういう理由で診断基準に当てはまりません」とか言ってくれれば納得もしますけど。

12年前に最初に診てもらったドクターは、咳喘息かもしれないからと丁寧に診てくれて、薬も続けるよう励ましてくれて、いい先生でした。
この先生が遠くに拠点を移して、診てもらえなくなってから、今回診断がつくまでが長かったです。

慢性化して一か月以上咳が続いているから来たと言っているのに、「たかが風邪で総合病院に来るな」と切れた医者もいました。

「これは効きませんでした」と言っているのと同類の咳止めを出されただけのこともありました。
咳で夜眠れないのに、効かないと分かっている薬を飲みながら数日様子を見るとかやってられない。

「咳喘息じゃないかと心配で」と言うと、不機嫌になった医者もいました。患者が勝手に自己診断するんじゃないってことなのかな?と感じました。(当たらねども遠からず)

今回は、半年近く咳が出たり止んだりが続いていて、処方された吸入を止めたらまた再発した(ステロイドの吸入が効いていた)、夜間の咳で目が覚める日が続いていると言っているのに、「この薬を2週間使って咳が止んだら来なくていいよ」「逆流性食道炎かもしれない」と言われ、「??」でした。
素人が、「数か月は吸入をつづけた方がいい気がする」と言うのも出過ぎた判断かもしれませんが、はっきりした根拠もなく、「薬は打ち切っていいよ」とするのもいかがなものか…同レベルで”問題”だよなぁ。
今回は、私の症状の訴えをちゃんと考えに入れた上での診断だと思えなかったのが、病院を変えようと思った主な理由。



昨日の病院は凄く混んでいて、診察時間は短かったです。
必要な情報だけ聞き出して、検査、診断&処方。
診断・処方に納得できなかったら、「話もろくに聞かずに適当な診断された」と思ったと思います。
一通り、「成人の慢性咳」について予習して行ったので、専門医だから短時間ながらポイントをきちんと押さえた問診だな、と分かりました。
専門だから診断プロセスもスムーズなのはある意味当たり前なのかもしれませんが、薬の変更理由もはっきりしていて、納得できました。

今後は、「何か違うな~」と思ったら、専門医に診てもらおう。
「怪しい症状が出ていたら、専門医を紹介してくれるだろう」とか、医者任せでのんびりしていたら、気づいたらきっと手遅れなんだ、と思いました。
薬剤師をやっていても、「こんな風に漫然と様子見処方を続けていていいの?」と思うことがあったからなぁ。

自分のことは、自分で守らないと。