今回の著書は、「勉強法」。受験対策ではなく、生きていくための情報収集や吸収の仕方などでした。
自分とほぼ同じやり方だな~というところと、新たに知って参考になるところとがありました。
本を読んでみたいけど、敷居が高い、積読になる、読んではみたけど吸収出来た気がしないのが不満…こういう人にはとても参考になると思います。
インプット、アウトプット、モチベーション・スケジュールに分けて詳しい解説がありました。
あまり詳しく書くとネタバレになってしまいますが…自分の為の備忘録ということで。
phaさんは「3つ」がいい、と言っていて、そうだな~と思いました。
どこぞの少数民族は、数は3までしか概念がなくて、数える時は「1,2,3、(それ以上は)沢山」だと大昔TVで見た記憶がありますが、人間「3」までは把握しやすく、しっくり脳に収まるようです。
覚える時も、3つメモして持ち歩き、時々見直しながら覚える。
スケジュールを組むときは、全体の行程を三分割。これではざっくりしすぎているときは、更にそれぞれを三分割。
【インプット】
知らないジャンルの本は3冊読む。1冊ごとの偏りなどが補正されて、「大体こんな感じなのね」と掴みやすくなる
何度も、短く再インプットする。気になるところや感想をメモして、何度も見直す
五感を使う。メタ情報(周辺の関連情報…その分野に詳しい人のコメントなど)にも触れる
本はつまみ食い読みしたり、自由に読もう
ぼんやり休憩も記憶の定着には大事
【アウトプット】
文字にすることで、自分の中の何かを終わらせる。
・・・気持ちの整理ではすごく感じます。ブログに書いて、区切りをつけるって多いです。
だから、「他人から見たら意味不明なつぶやきだよな~」なネタが多いですが、それはそれでよし。
作業工程を分割して、いま取り組み中の部分に集中する。
とりあえずパクってみる。
出来るだけ沢山アウトプットする(ブレスト)
とりあえず50~70%の完成度で仕上げてみる
【モチベーションとスケジュール】
行動の後からやる気がついてくるので、だらだらでもいいからやる
・・・今の薬の勉強はこれです。「1日10分」以外は自分に要求していないので、以前印刷したものを
ダラダラ見直すとか、職場でもらった添付文書をゆるっと読み返すとか、そういうのも「勉強」に
カウントしています。
たまにやる気が湧いたら、ある病気のガイドラインをみっちり読んだり、インタビューフォームまで
掘り下げたり。
この緩い感じが継続のコツのようです。
スケジュールに余裕を持たせる。数日頑張るとだからけて休む、と分かっていたら、最初から「休むだろうゆとり」も組み込む。
・・・自分に足りないのはこれですね。
スケジュールを三分割して、自分が取り組み中の部分に集中する
1時間やったら10分休みを繰り返す、など、時間を小さく区切って作業する
本との付き合い方がほぼ同じでした。
基本図書館で借りる。興味の深さ、お気に入り度によって…中古で買う、新品で買う、転売前提で書き込みはしない、好きに書き込みして手元に残す。
読書記録もお気に入り度によって、書名のメモだけ、簡単な内容メモ、ブログの記事にする、他の人にお勧めするための文章をブログなどに書く、とレベル分けがあるそうです。
この本を読んで、自分もやってみようと思ったのは、興味の幅を広げること。読書記録を見ると、この本のような実生活のハウツー本や自己啓発本、心理学系に偏っていますから…。小説はほとんど読まないし。経済はたまに?歴史や政治の本も読んでいませんね。ホロコーストの体験談は一応「歴史」でもあるのかな?私は「抑圧された者の経験談」としてしか読んでないですけど。
全く興味がない本には手は伸びませんが、ちょっとだけ引っかかった時は、敢えて読んでみると面白い出会いがありそうです。
自分への基準をググっと下げて、とにかくゆる~く、つまみ食いでもやってみる。少しは続けてみる、が勉強(知識を増やす)のコツのようです。