シンプルライフへの遠い道

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貧乏人はペットを飼うな?

獣医さんが「貧乏人はペットを飼うな」とネットに書いて、賛否両論らしい・・・。

わんこについて、になりますが、私はこう思う。

・予防接種やフィラリア予防してあげられないほど貧乏なら、飼わないで。
  (防げる病気も防げないなら飼わないで。病気で苦しむのはわんこです。)

・お金じゃなくて、時間貧乏な人は良く考えて、生活を変える覚悟をしてからにしてほしい。
  寂しいから、とわんこを飼って、平日はフルタイム&残業のある仕事でずっと留守番させて、
  休日は自分は気分転換で友達と遊びに行って、わんこはやっぱり留守番。
  冬は「早朝・夜遅くの散歩は寒すぎる」、夏は、「熱中症になる」と散歩は時々。
  こういう飼い方しかできないのなら、寂しがり屋で散歩が必要なわんこは飼わないでほしい。

・自分の力を良く考えてからにしてほしい。
  わんこにかけられるお金は「月5000円まで」なのに、最新高度医療を受けさせたいとか、
  ペット保育園もいいわねぇ、とか、現実の自分の気力・財力・時間と、
  「こういう風にわんこと暮らしたい」があまりにかけ離れていると、お互いに不幸です。

  一番問題になる「飼い主の財力」は、医療費をかけられるか、になると思うのですが、
  最低限の緩和ケアすら受けさせてあげられないほど経済的に厳しいなら、わんこが若いうちから
  毎月1000円ずつでも積立するとか、対策を考えてほしい。
  今は薬もあるのに、お金がなくて癌の痛みの中に放置するしかないとか、
  そういう「酷い苦痛の中に置く」のは、いくら「飼い主がそばで寄り添うことが何より大事」とはいえ、
   違うと思う。
  それでもわんこと暮らしたい、と思うなら、もしもそういう事態になったら、安楽死を選ぶ覚悟、
  処置してくれる獣医さんを探して、その後の精神的な負担も引き受ける覚悟をしてからに
  してほしい。


おカネの有無より、自分の現状でわんこと幸せに暮らせるのか、わんこの世話に必要な精神エネルギーや時間をかけられるかを考えるだけの想像力の方が大事な気がします。