シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

しないことリスト pha著

程よく力の抜けているのが好きなphaさんの著書。

メリットもデメリットも理解したうえで、自分にとって居心地のいいやり方でゆる~く生きよう。

というスタンスが、とても好きです。

「私はこんな風に、”普通”から外れた生き方して、こんなに充実して幸せさっ」と肩に力が入っているなぁと思う本もこれまで何冊か読みましたが、phaさんは、押しつけがましさとか、「自分はこうしないと生きてこられなかったの!そこのところを分かってほしいの!!」みたいな熱い主張もなくて、好きです。

自分はこんな風に思って、こうやって来たけど、参考になるところがあったら、参考にしてね。
気に入らなかったらスルーしてね、という空気感が好きです。

私は親との関係にしても、まだまだこだわり続けていることも多いし、できれば分かってほしいよ!と思っていることも多いけど、多数派の意見でないことは分かっているから、どうしても、必死に語ってしまうことが多いですが、phaさんのように緩いスタンスでいたいなぁ、と思います。



どんな場所でも長期的に生き残るのは、「自分のイヤじゃないことを自分に無理のないペースでやっている人」だ。

と言われて、そうだよなぁ、と納得。
私は働くのは苦痛だったけど、わんこの世話は好きだったから、ちょっとしんどいな…という時も頑張れたし、手芸は好きで、上手になりたいから、「ただの趣味の教室」の割には宿題が多くてカリキュラムがしっかりある今の教室も10年続いているんだよなぁ。

だからと言って、人は変わるものだから、自分はこうだと決めつけず・・・今はちょっとその気になったからバイトに応募してみたし(採用かはまだ不明)、来年働きたくなったら、働いてみて、「やっぱり無理だわ」と思ったら、専業主婦で生きていくやりくり考えればいいさ、と、流動性を残しておくのが楽で生きやすい道かな、と思います。


あまり決めつけず、ゆる~く生きていきたいなぁ、と改めて思わせてくれた一冊でした。