シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

minimalism 30歳からはじめるミニマル・ライフ

著者:ジョシュア・フィールズ・ミルバーン + ライアン・ニコデマス

こちらはミニマルライフの実践指南書ですが、細かいところは各個人に合ったやり方があるだろうけど、私はこんな風にやったよ、とか、こんな風に考えて実行した、など、誠実に書いてあるのが伝わってくる本でした。

内容は、どこかで見聞きしたことがあること、と言ってしまえばそれまででしょうが、「実行する」ことが一番大事!と熱く後押ししてもらえました。

著者は、「他者に貢献すること」にも重きを置いていて、私にはちょっとプレシャーでした。正直。
読者にそれを押し付けてはいないのですが、「お互いにプラスになる人間関係を持つのは良いことだし、お互いの幸せにもつながる」というのは本当だろうけど、真実だからこそ、私にはしんどい・・・。

でも、こういう表面的な字面に囚われず、
余分な物事をそぎ落としたら、もっと精神的に楽になりそうだなぁ
やりたいことにもっと時間とエネルギーを注ぎたかったから、小手先の時間術ではなく、「余計なことは止める。持たない。」ことで、それを確保するのが一番良さそうだ、ということは腑に落ちたので、実行しようと思います。

私は今のところ、ミニマルまでは目指していませんが、今の減らす作業を続けるうちに、もしかするとミニマルに行きつくのかもしれません。
それも、自分の心地いいところまで進んでみて、気付いたらここまで来ていた、というスタンスでいいな、と思えて、ちょっと肩の力が抜けた感じです。


気持ちの面では、何冊かこの手の本を読んで思ったのは、ACな私は、小さなことでいいので、やりたいな、と思った自分の気持ちを大事にする練習からだ、ということ。

ミッション(人生の目的のようなもの?)は、敢えて考えない。
これを考え始めると、取り戻せない抑圧された子供時代が蘇って、「自分をこの世に送り出した親にさえああいう扱いを受け続けてきたこんな私の、人生の意味・使命って何よ・・」と暗く悩むだけですから。



なんにせよ、今は、余分なものをそき落とす作業をすること、に尽きるようです。
脂肪を減らそうと、数日前から筋トレも始めました。