シンプルライフへの遠い道

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愛する者は死なない―東洋の知恵に学ぶ癒し― カール・ベッカー編著

死別悲嘆についての研究をまとめた本。

自分の死生観って、どんななの?と、イメージがぼんやりとした形にもなっていないな~と思って、読んでみました。

私は、生まれ変わりや、カルマ、天国と地獄、などについては「よく分からない」のですが、
どうやら死んだらそこで終わりではなく、「あの世」には行くと思っているようです。

わんこが死んだら、虹の橋の楽園に行って、私たちが行くのを待っていてくれたらいいな~と思っています。(ペットたちが死ぬと、虹の橋のたもとの楽園に行って楽しくすごし、飼い主や、現世で出会えなかったパートナーが死んだら、一緒に虹の橋を渡って天国に行く、という海外の言い伝えをかなり信じています。)


この本では香港の中国人の悲嘆についての研究も載っていて、「死後の世界についての考え方はこんなに違うんだ」と新鮮でした。
「長男に看取ってもらえないと、良くない」 とか。

タルボットさんの研究が印象に残りました。
子どもを亡くした親を、逆境に強い人と永遠に嘆き悲しむ人に分けると、逆境に強い人は、もう一度人生に意味を見出す能力を持っているそうです。

人生にもう一度意味を見出して、人として成長できたとしても、子どもを亡くした悲しみや苦しみはなくならないので、「一生一緒に歩んでいくしかないかなしみ」として受け入れるしかないのでしょうね…。