シンプルライフへの遠い道

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訃報

姉の義父が亡くなりました。80歳でした。
施設のようなところで暮らしていたところ、急に体調を崩し、亡くなったそうです。
通夜・葬儀は我が家から歩いていける場所で行われるので、参列するつもりです。

冠婚葬祭でたまに顔を合わせるだけの関係でしたが、義母が亡くなった直後、姉宅でお会いした時に、
「旦那さんのご実家が大変らしいですね。」と気にかけてくださり、社交辞令だろうけど、こうやって声をかけてくれる人もいるのに、うちの親は、面倒な状況だと知るとシカトだよな・・・と思ったのを思い出します。

このころは、実親とは距離を取り始めていたとはいえ、母の日・父の日のプレゼントも送っていたし、親から荷物が届くと、お礼の葉書くらいは出す関係でしたが、親から直接夫実家がどうなったかを聞かれたり、心配されたことは一度もありません。今まで、一度も。


私にはあの時のいいイメージしかないので、亡くなられたと聞くと、何とも言えない喪失感があります。
人生の店じまいを、どういう風に考えておられたんだろう。

80歳で、最後には長患いもせず・・・という状況だけ聞くと、まずまずいい最期だったのかな、とも思いますが、わんこと重ねると、わんこも本当にいつ逝ってしまうか分からない・・・と不安にもなります。

姉の義母は認知症で施設にいるそうです。
子どもたちで相談して、両親の居場所を探したのだろうな、と推測すると、
「自分には、こういう世話をしてくれる人はいないんだよね・・・」
と、自分で選んだ道ながら、子どもがいる=老後は安心ではないと分かっていても、不安になったり。

先日、身寄りのない人の保証人になったり、安否確認などをしてくれる団体が破たんしたとTVで見て、「どこぞと契約しても、途中で破綻したら、自分は宙ぶらりんなんだよな・・・。打つ手ないよな…。」と暗い気持ちになったばかり、というのもありますが。


しばらくはしみじみとして落ち着かないかも。
でも、近すぎず、遠すぎない方の死をきっかけに、いろいろ考えるのは、今後の自分のために必要だとも思います。