シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

老前整理の必要性

もともと物が多くて、なかなか片づけられないのが悩みの私。老前整理は必要と考えてきました。
それを裏付ける話を聞きました。

お年寄り一人暮らしの住まいがゴミ屋敷化していたそうです。

友人のお身内。
90代独り暮らし。20年以上前に私も一度友人とお家に泊めていただいたことのある方で、話好きで、ご自分の考えがしっかりある方だった、という記憶があります。

先日、亡くなられたそうです。
生前は、物忘れなどはあるものの、認知症初期で、ヘルパーさんに来てもらったり、デイサービスを利用しながら一人暮らしを続けていたそうです。

掃除やゴミの分別も、ヘルパーさんに頼めばやってもらえたそうなのですが、
「この部屋は入らないで」と言っていた部屋・・・ゴミ屋敷状態だったそうです。

友人の推測では・・・
体力も落ちて、ゴミの分別が億劫になって、たまるほどに出来なくなり、
散らかるほどその部屋に他人(ヘルパーさん)を入れたくなくなり、
ますます散らかり・・・の悪循環。

洗濯にしても、たたんで片づけるのが億劫になり、洗ったまま積んである服が沢山。


身につまされます。身に覚えがあります。
ただ、今の私はまだ体力もあるので、「あとで」と放置したものを時々処理して生活を維持していますが、それが止まったら、すぐ生活崩壊だなぁ。
体調が悪い時は、「ちょっとした仕事をためると後が大変」と逆にいつもよりちゃんと処理しますが、それが出来ないほど調子が悪いのが日常になったら、多分、一か月かからずゴミ屋敷です。
う~ん^_^;
結局は、「持ち物減らす」 「シンプルライフ」 になるんです・・・。


たまに、「死ぬときは迷惑かけていいと思う」とTVでコメントしている人いますが、
「違う!!」と言いたい。
今回亡くなった方は、財産もなく、葬儀もお金の都合で「直葬」。
遺品の処分も遠縁にあたる友人が自腹切っているそうです。
遠くに住んでいるので、交通費もばかにならないけど、業者に丸投げする経済的余裕はないそうで、頭を抱えていました。

いつも掛け声だけになってはいますが、「絶つ鳥跡を濁さず」を目指す気持ちだけは持ち続けようと思います。