シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

母ロス

母が亡くなった後1年以上経っても生活に支障が出るほどの悲嘆・喪失感などに苦しむことだそうで、TVでやっていました。
 
父親については、父ロスはないな、と妙な自信がありますが、
母ロスは自信がないです。
 
心の支えを失ったと、甘い思い出や、喪失感に浸ることはないですが、
激しく動揺して、気持ちの整理に苦しむ可能性は大。
 
接触時間が長かった=あれこれ世話をしてもらったこと、
同性なので共感できる部分も多いこと、
いい思い出もそれなりにたくさんあること 
などから、今でも、彼女とは和解できたらいいのにな(父親と比べれば、わずかに可能性はある気がする)と思っています。      
 
彼女が亡くなったら、今も抱えている彼女への怒りや憤り、嫌悪感、憐みなどのネガティブ感情と、いい思い出や慕う気持ちのバランスが崩れて、大変かも。
 
番組に出ていたカウンセラーは、「母親が生きているうちに、この問題に取り組むことをお勧めします」と言っていました。
 
で、再度、じっくり考えてみましたが、「今は無理」にしか行きつけませんでした。
 
「彼女はダメだ」と確認するためと割り切って、”対決する”気力もないし、
どんな接触方法、話し方、話す内容をシュミレーションしてみても、
”表面的な付き合いを再開できる程度の和解”にもたどり着けない確信だけははっきりあります。
 
どちらかが「死の床」につかないと、「心を開いた会話が始まる可能性」すら芽生えない関係にまで行きついてしまっているんですよね・・・。
 
もう、私の尊厳を踏みにじるなら、接触する気がない私と、
以前の通りの言いたい放題、利用したい放題の便利な娘しか受け入れる気がない向こう。
 
どこに「交流再開」の可能性があるのやら・・・。
 
 
母ロスになって苦しむことになったとしても、
 「少なくとも、あの頃は、自分なりに、必死に、出来るだけ冷静に考え抜いてああしたんだから、
  この結果を自分の選択の結果と受け入れるしかない。」
                                              と思えると思います。
 
                             今は、それで良しとします。
 
   それでも、和解や解決が見えないのは苦しいんですけど。
   自分の尊厳をまず守ると決めた代償だから仕方ないです。