シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

回復はまだまだ先

多少は回復しつつあると思うのですが、日常生活が地雷原でもあり、ちょっとしたことでトラウマが甦り辛くなります。
 
先日、TVで「介護を嫁に押し付ける話」がありました。
デイサービスなどの公共サービスも「嫁が世話をするから必要ない」と夫や義母が決め、義父を介護する妻の発言権なし。
自分の父親が倒れて、2週間看病で留守にしたら、「母が父の介護で大変だったから、二度と長期で家を空けるな」と言われ、離婚。
 
ひどい話ですが、現代でもあちこちで起こっている事実なのでしょう。
 
この話を見て、「自分が望まない親の世話を押し付けられるかもしれない恐怖」に取りつかれて、
「断固として断り、動かなければいいだけのこと。」と分かっていても、感情は収まらず、不快な不安感が続いています。
 
 
ふと、「(親のいない)実家に帰る」を想像してしまい・・・
とても視界に入る場所にいくことは出来ない今の自分を見つけました。
今の私にとっては、あの家は、大喜びで私を嘲る親の笑い声の響き渡る場所。見捨てられ、その哀しさや心細さを表に出すことも許されず(余計嘲られるから)、縮む気持ちをぐっとこらえていたかつての自分の影がちらつく場所。
想像しただけで、体が委縮して、すごく嫌な気分と恐怖を感じています。
 
 
 
自分では、少しは回復したつもりでも、それは慎重にバランスを取っているだけで、実際には、ちょっとしたことでトラウマスイッチが入り、不安定になります。
 
対人関係も、数年前よりスムーズにはなりましたが、精神的にとてもフルタイムでは働けない。週2日がぎりぎりのラインで、週3日労働が数週間続くと、精神的な疲労で落ち込みが始まります。
職場で苛められるとか、必ずいやなお客さんが来てうんざりするとか、そういうことはないのに、です。
単に、同僚やお客さんと接して、緊張して過ごす時間が長くなると、疲れて耐えられなくなるのです。
 
私が一見平凡な一市民として問題なく生きているように見えている(らしい)のは、たまたま嫌なら働かなくてもいい状況だからなだけ。
フルタイムで働くしかない状況だったら、心身病んでいたでしょう。
 
 
たまたま接したTVのワンシーン、他人の会話の一言などで、すぐにトラウマスイッチが入って、落ち込んだり、親に腹を立てたり、まだまだ回復は遠い・・・と脱力したり。
これが現状だな~、と毎度実感です。