シンプルライフへの遠い道

心穏やかな暮らしを目指して奮闘中

老化と心構え

老化は避けがたいものですが、今自分が自覚しているのは、肉体的な老化がメイン。
シミ、しわ、体力減、筋肉痛が時間が経ってから出る、胃腸の衰え、老眼・・・などなど。
これは、ある程度は「仕方ない」と受け入れる努力ができるものです。
 
頭の衰えって、どういう風に始まって、どういう経過をたどるんだろう。
自分は現実を自覚し、受け入れることはできるんだろうか?
現実を受け入れたとして、それで職場にい続けられるんだろうか? (気力も含めて)
 
職場のSさんをそういう目で見ると、一つのヒントになってくれます。
 
これまで、とにかく性格が合わない!と嫌悪感ばかりで、「加齢による衰え」には目を向けずにいました。
目線を変えると、気づくことがちらほら。
 
誰でもやる思い違いを立て続けにやられると、衰え? と思うし、さすがの本人も居心地悪そうでした。
   自分が手に薬袋(飲み方などが書いてあり、薬を入れて患者さんに渡す紙袋)を持っているのに、
   「薬袋がない~。どこ?」と騒ぐ。
 
   今度は、その患者さんには必要ない書類が揃っていないと騒ぐ。
 
   ・・・・とまぁ、こんな調子。
 
一つ一つは誰でもやる間違い・勘違いを、加齢とともに沢山するようになるのかな?
 
ちょっと込み入った作業を一人で出来なかったり、
作業途中で自分が何をどこまでどうやったか分からなくなり、同僚に丸投げしようとしたり・・・もあったそうです
 
 
出来ればこういう風に衰えたくはないと切に願いますが、でも、頭の回転が鈍くなったり、老眼も手伝って細かい文字の読み取りに手間取ったり、はどうしても出てくると思います。
 
自分が衰えてきたときに、どうすればいいのか・・・。
衰えが一定レベルを超えれば、職場では居心地悪くなるだろうな、とすぐに想像できます。
いつ自覚して、身を引くのか、その引き際も考えたり。
 
 
自分自身の体験と、Sさんをフォローせざるをえなくなった同僚たちの話を総合すると、
        謙虚さ
が要のようです。
 
Sさんの作業のどこにミスがあるのか、散々確認させられ、結局彼女が薬の一部をゴミ箱に落としていたことが原因と分かった時・・・
 謝りもせず、「あぁ、そういえば、あの時何やら落ちる音がしたわ。」で終わられて、腹が立ったという証言がありました。
 
ミスしたら、すぐに認めて謝るなり、助けを頼めるなら、「お互いさま」と思えますが、
「私じゃないわ」な顔をされたり、「私は一人前にちゃんと働いている」という自信にあふれられると、反感も起きます。
 
自分が衰えたときはそれを自覚して、一歩下がって謙虚にいることが、職場で生き延びる道なのかな~と思います。(迷惑をかけたら謝罪するのはそれ以前の話)
時給もほぼ同じ「パート同士」なら、同じレベルで仕事をこなすのが当然なのに、相手に負担をかける可能性が高いなら、一歩下がるのは当然。
 
年を取っても、今の気持ちを忘れずに、致命的なミスやトラブルを起こす前に、「そろそろやばいなぁ」と自覚できる自分でありたいと思います。
年を取ると、衰えの自覚も難しくなるみたいで、それが今から心配です。